日本の富裕層に支持され創刊60周年を超える総合婦人誌で、約25年にわたり美容とメディカルを担当してきた鹿田真希さん。美容医療ということが世の中にまだ浸透する以前から最先端のメディカルビューティの現場で取材をし続けてきた凄腕編集です。細やかな読者ニーズを捉えながら、本当のことをお伝えしようと、自身でも体験をしながら編集をしてきた情報強者。美容医療も多く試してきた鹿田のお姉さまに、ARIA世代の代表として「美容医療」とのつきあい方について羽生祥子編集長がインタビュー。濃縮した全4回シリーズでお届けします。今回は前回、美容皮膚科へ初訪問する際の心構えをアドバイスしてくれた「慶田先生の顔になるには、ぶっちゃけいくらかかるの?」を聞きました! 

(1)印象攻略も仕事のうち、美容医療は賢い選択か
(2)美容皮膚科へ初訪問 一体どんなメニューを提案される?
(3)慶田先生の顔になるには、ぶっちゃけいくらかかるの? ←今回はココ
(4)「自分の顔の仕様計画書」を作成するには?

「化粧品ではもうカバーできない」危機感を抱いたら、訪問日和

羽生祥子編集長(以下、敬称略) 前回、先生はクライアントの骨格を見て、施術メニューを診立てると聞きました。

慶田朋子さん(以下、敬称略) 私は小学校の頃から絵を描くのが大好きで人の顔を見るとすぐに骨格や肉付きに目がいくのです。そして顔を頭の中で引いたグリッド線越しに見て、「右側の頬骨は張り出しているけど、左に比べて位置が低め」というように特徴を正確に観察します。それから、デッサンした顔に肉付けや削る作業をするように、その方の最高美をイメージします。顔はその方のアイデンティティー。だから私は、顔立ちは変えたくないんです。当院のコンセプトが「メスを使わないでマイナス7歳を目指す」のはそのためです。ですから「自分の顔が嫌い」で当院へお越しになる方はほぼいません。

 自分の顔は好きだけど、ある日鏡を見て、「化粧品ではもうカバーできなくなった」とか「気づいたら、すごく老けて見えるようになった」という危機感からお見えになる人がほとんどです。「これさえなければ」と悩みをひとりで抱えないで、打ち明けてもらえば、その方の意図をくみ取りながら、「これをしたら若返りますよ」というアドバイスをしています。

羽生 たとえば、卵型、楕円形、四角形など骨格のタイプによって「老化」の進行具合に特徴があるのですか。

慶田 輪郭としての骨格タイプで老化の進行具合は予測できません。加齢による骨萎縮と、もともとの骨格を見比べて、たとえばひょうたんのように輪郭が萎縮して削げてきている印象を与える人(海外ではピーナツフェイスと呼ばれる)であれば、ヒアルロン酸を注入してボリュームを戻すこともあります。その都度、必要部位と量を正確に見極めていきます。

 いずれの場合も、その方の額の形、こめかみの凹み、頬骨の高さと張り出し方、小鼻の外側の骨格の高さ、上顎骨の出具合、歯並び、下顎角から顎先にかけたエラ骨のハリと輪郭、下顎骨の高さなどを細かく見ていきます。

鹿田真希さん(以下、敬称略) 老化は本来あるべきところのハリや膨らみが崩れていくことでもある。先生は頭の中で顔をデッサンして、ゴールデンバランスに整え直していくんですよね!

羽生 ちなみに「慶田先生の顔をまるごと模写したい」というオーダーをした場合、年間いくらかかりますか。というか、そんなコースがあるんでしょうか?(笑)

次のページで、いよいよ慶田さんのキレイの理由が明らかに!
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