力士の妻として、また4人の子どもの母として専業主婦生活を送った後に離婚。ハワイ移住、ヨガとの出合い、そして13歳年下男性との再婚。波瀾万丈にも見える人生を送ってきた花田美恵子さん。しかし、そのイメージに反して、とても穏やかで柔らかい空気をまとっている。今年50歳。芸能活動に区切りをつけ、ヨガインストラクターに軸足を移した花田さんに、長かった専業主婦生活のことや離婚後のハワイ移住生活、そしてヨガとの出合いについて聞きました。

子育ての「次」が何もないと気づいた

―― 2009年にハワイに移住して今年で10年だそうですが、今はどのようなスタイルで生活していますか?

花田美恵子さん(以下、敬称略) 2015年にヨガのインストラクター資格を取得して、今はハワイで活動しています。ハワイと日本を行き来しているというほどではないのですが、仕事の都合や、日本に住んでいる2人の娘に会うために、年に4、5回は帰国しています。娘たちも仕事や学校で忙しいのですが、できる限り一緒に過ごすようにしていますね。

―― 移住を境に生活はガラッと変わったと思いますが、様々な役割を担うARIA世代の中でも、花田さんは長い間、「母」「主婦」に専念していましたよね。

花田 25歳で結婚して、自然と専業主婦になりました。4人の子どもを授かったので、仕事をするなんて想像もしなかったのと、私自身も専業主婦家庭で育ったので、お母さんは家にいるものというイメージがあって。けれど、今一番上の長男が24歳、末っ子の三女が18歳になりましたが、子どもが手離れしていくにつれて、自分には子育ての次のステップになるものが何もないと気づいたんです。

 結婚したときにすべて手放したのでキャリアもない、何もできることがないと苦しんだ時期もありました。女性にとって、家庭以外の場所があることは自信につながると思います。多少無理してでも、自分の輝ける場所や頼られる場所をつくることが心の支えになるんだと、子どもたちが成長して初めて気づきました。

―― 力士の妻と言うと、社交も忙しそうなイメージですが。

花田 うちは部屋を継ぐ予定がなかったので、一力士の家族という立場でした。だから、私が何かを仕切るようなことはあまりなく、夫のサポートが一番の役割。引退後の夫は日本相撲協会を辞めた立場だったので、部屋の女将さんになることはないと決まっていました。

「女性にとって、家庭以外の場所があることは自信につながると思います」
「女性にとって、家庭以外の場所があることは自信につながると思います」