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元専業主婦の「働き直し録!」

翻訳機手に交渉 53歳で日本人唯一のフィットネス講師

コロナ禍で計画が白紙に。「心の健康には体の健康が大切」の思い貫き米国本部公認資格取得


“完璧な母”に徹した8年間の専業主婦期間を経て、31歳でフィットネスインストラクターとなった寺窪佳子さん。現在、米国発祥のエクササイズ・ピロキシング(PILOXING)を教える資格を持つのは、日本で寺窪さんだけ。「エネルギッシュで、どんなエクササイズよりも元気になれる」と確信するPILOXINGを教えるため、フィットネス業界全体が休業に追い込まれたコロナ禍に、ある大きな決断を下す。

(上)人生これで終われない 4児の「完璧な母」卒業し再就職
(下)翻訳機手に交渉 53歳で日本人唯一のフィットネス講師 ←今回はココ

 フィットネスインストラクターとなって15年目、数カ所のスポーツジムでのレッスンを受け持つ人気インストラクターとして活躍し、40歳を迎えたころに、寺窪さんは「18歳でフィットネスを知ったとき以上の衝撃」というエクササイズプログラムを知った。ボクササイズ、ダンス、ピラティスを組み合わせた米国発祥のPILOXINGだ。当時契約していた大手スポーツジムが、PILOXINGをスタジオプログラムに導入。全国から選抜された所属インストラクターがライセンスを取得することになり、寺窪さんもその1人として研修会に参加したのだ。

 パワフルにボクシングを行い、ピラティスのしなやかな動きで体幹を鍛え、セクシーなダンスで気持ちが明るくなる。「3つのパート、すべてが楽しく、ワクワクする。『このエクササイズをもっと知りたい』との気持ちが湧き、スウェーデン出身のダンサーでPILOXING考案者のヴィヴェカ・ジェンセンさんの来日講演会では、普段は引っ込み思案な私が『日本語でレッスンしてもいいんですか?』『男性も参加できますか?』などと、質問攻めに。周囲は驚いていました」

富山市内で「studio PILO」を経営するフィットネスインストラクターの寺窪佳子さん(55歳)。契約するスポーツジムや公共の施設、自身のスタジオで、日中や夜の時間帯にレッスンスケジュールを組み合わせながらPILOXINGを行う。「1日まるまる休むのは月に1度くらい。楽しくて、全く疲れを感じません」
富山市内で「studio PILO」を経営するフィットネスインストラクターの寺窪佳子さん(55歳)。契約するスポーツジムや公共の施設、自身のスタジオで、日中や夜の時間帯にレッスンスケジュールを組み合わせながらPILOXINGを行う。「1日まるまる休むのは月に1度くらい。楽しくて、全く疲れを感じません」

日本撤退でライセンスが無効に 渡米計画はコロナ禍で白紙に

 2014年にライセンスを得た寺窪さんは、さっそくPILOXINGのレッスンを開始。評判は上々で、寺窪さんが教える富山県内の2店舗は、同ジムの全国トップの人気店となったほどだった。ところが19年末、PILOXINGが日本から撤退。ライセンスは1人残らず無効となった。

 PILOXINGの魅力を今後も伝えたい、と考えた寺窪さんは、ライセンスを再び取得しようと渡米を計画し、翌20年2月にパスポートを取得。ところが直後にコロナ禍に見舞われ、すべての計画が白紙になってしまった。

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