- (1)リンダ・グラットン 越境は私たちを自立させ大人にする
- (2)自分を縛るエイジズム 越境とアンラーンで偏見を手放す
- (3)越境社員が組織を活性化する 副業導入企業が強いワケ
- (4)社会人インターン、プロボノ… 今すぐ始める越境ガイド
- (5)「今なら社長を手放せる」 直感で退任し天草にUターン
- (6)主婦→109→居酒屋→越境キャリアでドムドム社長に ←今回はココ
- (7)ブリヂストン技術職→大学出向 心が躍る瞬間を見つけた
- (8)弁護士が医学部へ「患者は医療訴訟に勝てない」に挑む
- (9)「老害」になりたくない プロボノでスキルの手応え実感
- (10)「組織のネコ」って? 会社に所属し他流試合で成長する
専業主婦から39歳でギャル系ブランドのアパレルショップ店長として社会人デビュー、そこから居酒屋のオーナーを経て51歳のときに外食業界で社長就任、という異色の越境キャリアを持つ人がいる。日本初のハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」を展開するドムドムフードサービス代表取締役社長の藤崎忍さんだ。
15年ほどの間にこれほどの業界や業種をまたぎ、それぞれで結果を残し、かつその経験を確実に次のキャリアに生かし続けている。しかし、それは狙ったものではなかったという。
「やるしかない、せざるを得ない状況でした。目の前のことを一生懸命やっていただけなんです」(藤崎忍さん)