- (1)今こそ「副業」を始めるべき2つの理由と9つのメリット
- (2)副業を容認する企業はじわじわ増加 「地方副業」に注目
- (3)「貢献したい」「5年後の目標に…」最適解は副業でした
- (4)副業はお金でもやりがいでもない! 副業3賢者の本音
- (5)副業をするなら注意! 落とし穴にはまらない4カ条 ←今回はココ
ARIA世代が副業を始めるメリットが多いことは分かった。だが、社会的責任も大きくなっているARIA世代、やみくもに副業に取り組む前に、思わぬ事態を防ぐための基本を踏まえておこう。
「現在の労働法制度は、1つの会社で働くという前提で作られています。新しい法制度に向けて審議が進行中で、方向性はまだ揺れ動いています」(社会保険労務士の漆原香奈恵さん)。政府は多様な働き方の選択肢として副業を推進してはいるが、法制度の方向性によっては、企業側に新しい管理義務やリスクが加わる可能性もある。記事で見てきたように、多くの企業がまだ副業を積極的に認めていない理由はそこにもある。
働く側としては、副業に伴う落とし穴や、副業を取り巻く制度の状況を知った上で、どのように働くのかを自己責任で選んでいく必要がある。