- (1)91歳現役看護師 朝起きて働きたくないと思う日はない
- (2)NHKアナ→52歳で障害福祉 仕事と生きがいを一緒に
- (3)残りの人生、富裕層でなく弱者のために 48歳の決断
- (4)セカンドキャリアどうする?書いて自分の強みを見つける
- (5)営業→生パスタ起業 介護中もおうちごはん大切にしたい
- (6)50歳の転職直後にまさかの失職 気持ちを切り替え独立
- (7)人生後半戦は「会社員で起業」 副業禁止でも始められる
- (8)会社員の私がプロボノでミュージカル団体を立ち上げた訳
- (9)夫への不信やパワハラ経験をバネに50代で人気ブロガー ←今回はココ
- (10)資格を取るより「横の人脈」広げると定年後楽しく働ける
55歳で起業 転機は「夫からの自立心」
約10年間の専業主婦生活ののち、パート社員や正社員の経験を経て、55歳で起業した中道あんさん(59歳)。自身の経験と強みを生かして、女性のスモールビジネスを応援する「LIFE SHIFT-BLOG LESSON 発信マーケティング塾」を主宰し、ホームページ×アメブロ攻略コンサルタントとして活動している。
転機となったのは、「夫から自立」したいという気持ち。どんなときも前に進もうと、常に「考動」した中道さんは、どのように機転を利かせ、起業にこぎ着けたのか。まもなく迎える60代を「これからも楽しみながら働きたい」と話す中道さんに、「60代以降も働き続けるために、私たちが今できること」を聞いた。
26歳で結婚するまで、大手メーカーで働いていた中道さん。「結婚は永久就職」「女性は結婚したら家庭に入るものだ」という常識に何の疑いも持たず、社内恋愛の末に結婚。長男の妊娠を機に退職した。
専業主婦として10年ほど過ごし、3人の子育てもひと区切りついた頃、中道さんは医療系の事務でパート社員として働くように。やがて転職し45歳で正社員になるが、ここが上司のパワハラが横行するブラック企業だった。しかし辞めたくても辞められない理由が、中道さんにはあった。