カジュアル化の波もあり、仕事服の選択肢が増えた昨今。でも自分らしさは出しつつ、きちんと見える服はどう選べばいいの? 黒や紺に頼ってしまいがちだけど怖く見られない? ――管理職ARIAが気を付けるべき8の「落とし穴」のほか、似合う服が分かる顔タイプ診断、痛くなりにくいヒール靴の選び方、使えるブランドなどを紹介します。仕事服の「正解」を学び直しましょう。

 「いつも黒のスーツだけど、近寄りがたいと思われていないか?」
 「周りは上手にカジュアルを取り入れているのに、崩し方が分からない」
 「管理職としてふさわしいオシャレ度ってどのくらい?」

 こんな疑問をお持ちの管理職ARIAもいるのではないだろうか。30~60代まで幅広い読者を持つ、ワードローブコンサルタントの輪湖もなみさんの元に相談に訪れるARIA世代にも、「きちんと服は分かるけれど、カジュアルの取り入れ方がわからない」という悩みが圧倒的。そこには、職場服のカジュアル化の波があると、輪湖さんは言う。

 「昔はキリッとしたジャケットで武装して、バリバリ働くのが女性管理職のあるべき姿でしたが、最近はもっとカジュアルな服装で働いている人が増えて、デニムOKの職場すらありますよね。でも、急に『着崩して』と言われても、どうしたらいいか分からないという人が本当に多いんです

 管理職ARIAはキャリアを積んできて、仕事上の実績や信頼があるのは周囲も承知のこと。必要なのは貫禄や威圧感ではなく、「親しみやすさ」と「その人らしさ」を取り入れたファッションだそう。

 そして、職場で特に気になるのが、女性の部下の視線。「確かに仕事はできるけど、ああいう風にはなりたくないよね」とは言われたくないはず。世代を超えて上手に仕事を回したいし、できれば憧れられるような存在になりたいのが本音ではないだろうか?

 そこで、管理職ARIAが気を付けるべき8の落とし穴を輪湖さんがピックアップ、その対応策もアドバイスする。気になるポイントをチェックして、今一度、お仕事服の学び直しを始めてみよう。

次ページ目から、「落とし穴」とその改善法を輪湖さんに教えてもらう
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最後のページで、輪湖さんが管理職ARIAにおすすめするブランドを紹介する
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