日経ARIA読者の約4割は管理職。人材不足や膨大な業務量の中で、部下の育成、成果の出し方、上司・経営層とのコミュニケーション……と悩む人も少なくない。「理想の上司像が分からない」という声も。そこで、管理職としての「人間力」を高めた「修羅場経験」にフォーカスし、大きな組織やプロジェクトを動かしながら部下から慕われるアネゴ管理職たちを徹底取材! 部下たちの本音にも迫ります。

アネゴ管理職の凄い人間力

 特集で紹介した4人の凄いアネゴたちの取材と並行して、日経ARIA編集部では読者アンケートを実施した。管理職ARIAに「マネジメントを行う上で課題に感じていること」を聞いてみると、課題トップ5には、「部下のモチベーションマネジメント」「会議や業務量が多すぎる」「人材不足によるリソースマネジメント」「後継の育成」「成果を出すためのタスクマネジメント」が並ぶ。

 「私の職場にはそもそも女性管理職が私しかいない」「ロールモデルになる先輩がいない」という声は意外と多く、自らが組織内におけるアネゴ第一世代となって孤軍奮闘している様子もうかがえる。そんな40~50代の管理職ARIAが上の課題を解決すべく、実践しているマネジメント習慣には、具体的なノウハウが詰まっていた。

◆人材不足でピンチを迎えても、マイナス表現は一切使わないようにしている。「部長が100%前向き」でいると部下も自然と笑顔になる雰囲気をつくることができ、厳しい時期を乗り切れる(53歳・IT・人事管理・管理職)

後進育成のため、週に1回部下と面談。それぞれのキャリア目標に沿ってアサインとアドバイスを準備する(40歳・製造・研究開発・管理職)

◆管理部門の定量的な評価は難しい。プロセスのロジックの整合性や課題への対策案、ゴールに向けた行動の振り返りを評価基準に入れて、評価軸を明確にした(53歳・人材開発・人事・管理職)

 一方で、中には数少ない先輩のアネゴ管理職の背中を見て、自分のマネジメントに生かしている人もいた。

管理職ARIAたちが慕うアネゴのエピソードには、まねしたくなるノウハウが詰まっている

 部下のやる気と能力を引き出す面談、前向きな空気を成果につなげる声掛け、生き残る人材を育てる業務改革、部下のピンチを救って組織を強くする支援体制……。どのエピソードにもアネゴたちの「人間力」が満ち溢れている。次ページに、読者から寄せられた感動のアネゴ談をまとめた。マネジメントのヒントが満載、ぜひ仕事のスキルアップに活用してほしい。

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「この人についていきたい!」と誰もが慕う、器の大きさ。業務改革だけでなく、部下を生き残る人材として育てる手腕。必読です
4~5ページでは、100人近い組織を束ねる上の立場にいても現場意識を忘れず結果を出すアネゴのエピソード