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「アフターコロナ」と呼ぶまでには、まだ時間を要しそうな今、感染への不安が拭いきれない状況が続いています。この「withコロナ」時代を健やかに乗り切るために、私たちが今取り組むべきこととは。予防医療の観点から栄養療法に取り組んでいる満尾クリニック院長・満尾正さんにお話を伺いました。
ワクチンや薬の登場には期待しないほうがいい
新型コロナウイルス感染症の対抗策として、私がお話しできることは、「予防に勝る治療なし」ということです。
世の中ではワクチンや新薬の登場が期待されていますが、ワクチンや薬ってそう簡単にできるものではないんですよね。今、全世界で「ワクチン開発競争、ヨーイドン!」みたいな状況になっていますが、短期間に開発しようとすると粗悪品が出る恐れもあるので、使用には慎重にならなければいけません。新薬開発とはもう少し距離を置いて考えるべきでしょう。
今私たちにできることは「手洗い」と「免疫力アップ」で予防をすること。これに勝るものはないと考えています。
新型コロナウイルスの研究は日々進んでおり、その特徴から「手洗い」が有効なことが分かってきました。また、免疫力を上げるとされている「ビタミンD」の血中濃度が高いほど、コロナウイルスの感染者数と死亡者数が低いというデータも、各国で出始めています。今後コロナとうまく付き合っていくにはどうするのがいいか、現段階で分かっていることをお伝えします。