ARIA世代で今「学び直し」ブームが起こっています。人生の中央地点で自分軸を見つめ直すため、今後の人生を大胆に展開させるため――10代や20代とは違う、経験を重ねた大人だからこそ見える「学び」の地平とは? 人生を懸けた学びに挑むARIA世代の実例と、大人の学び直しを成功させるノウハウをお届けします。

ARIA世代 人生を懸けた大人の学び直し

「人生100年時代」を見据えて変化するために学ぶ

 「人生100年時代」に突入したことで仕事人生は長期化し、かつてのような「60歳で定年、仕事人生から卒業」という時代は終わりを告げた。立教大学経営学部 中原淳教授が言うように、「80歳近くまで働けるようになってしまった現代では、若い時に学んだ知識や身に付けたスキルでゴールまで走り切ることができなくなった。学ぶこと、変化することから逃げると長い仕事人生を全うできなくなっている」のだ。

 「60歳を一つの分岐点とした場合、そこから先も必要とされる人とされない人に分かれていく。だったら、60歳を過ぎても世の中の役に立つ自分でいたい。70歳、75歳になっても働き続けていたい」――こう話すのはARIA世代の学び直し実例最後の一人、40代中盤でコーチングを学び直したSCSK 流通・メディア第四事業本部 データサービス部部長の堀田真杉さんだ。

【堀田真杉さん(47歳)さんの経歴】
1972年生まれ。成蹊大学卒業後、SCSKにSE(システムエンジニア)として入社。30歳:コーチングを1年半学ぶ。40歳:部長に。44歳:トライアスロンを始め、再びコーチングの重要性に気付く。46歳:60歳以降の人生を見据え、もう一度コーチングを学ぶ。現在の部下は43人

 あくまでも熱量を注ぐのは目の前にある仕事。少なくとも今は、学び直したことで大胆に人生を展開させるタイミングでないと考えている。しかし、将来を見据えて「異分野の学び」という未来への投資を惜しまず、本業にも好循環を生んでいる堀田さんのケースを紹介する。

堀田さんが学びで得たものは、未来に役立つスキルのみならず、現在の仕事にも直結したものだった ※有料会員の方は、5ページ目でこの表の内容が見られます
堀田さんが学んだ「ライフコーチワールド」の他、コーチングの資格を認定する団体は複数ある。主な団体の講座をまとめた ※有料会員の方は、5ページ目でこの表の内容が見られます