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企業の働き方改革を支援するクロスリバー代表の越川慎司さんは、両親の介護に長年関わっている。20年前から遠隔で介護をしながら仕事をこなし、緊急入院した両親の看護に駆け付けることもあった。
介護中でも仕事もプライベートも諦めない
越川さんが経営するクロスリバーは「完全リモートワーク」「週休3日」を掲げ、メンバー全員が実践している。それは越川さんの介護だけのためではない。「企業の成長」と「社員の幸せ」の両立こそ、働き方改革で目指すべきゴールであると信じているからだという。
越川さん自身も「週休3日」で働き、介護以外にも趣味やインプットの時間も充実させているという。趣味のトライアスロンのためにトレーニングする時間と読書の時間は必ず確保し、大学で教えたり、逆に学んだりすることもある。会社経営に介護、趣味、学び、一体これらをどうやってこなしているのか。
「介護のために時間を削ると考えている人も多いかもしれませんが、カリカリせずに介護と仕事を両立させるためには、時間と精神の余裕をつくることが大切です。私も仕事と介護と学びばかりではなく、自分の喜びのためツーリングにも行きたいし、フルーツパーラーにパフェも食べに行きたい。そのためには、まず無駄なものをやめて、新たに時間を生み出す必要があります」