化粧品ビジネス、コスメを仕事にした経営者・社長に『etRouge』編集長・麻生 綾がインタビュー。今回は「目指すのはラグジュアリーではなくハイエンド、高級感より本格感」というシスレージャパン株式会社 代表取締役・ジェローム・ドヴィレさん。

ロングセラーになる魔法はない。 丁寧につくってお客様に認めてもらうだけ。

視野を広げるために、大好きなフランスを離れて。

麻生(以下A)お生まれはフランスのどちらですか?

ジェロームさん(以下敬称略)国境に近い北のほうで生まれ、ヴェルサイユで育ちました。

Aその頃は、将来何をやりたいとか、考えていました?

ジェローム仕事ではないけれど女の子を見てみたいと(笑)。私は4人兄弟の長男で、通っていた学校もカトリック系の男子校。女の子と触れ合うチャンスがほとんどなくて、絵本とか小説でしか知らないくらい。ビジネススクールで初めて共学になりました。

Aアムールの国フランスで、それってちょっと意外です(笑)。

ジェローム異性は勉強の妨げになるという理由から、国立も私立も男女別学が一般的だったんです。過去の発想ですけどね。