グローバルの視点

ダイバーシティは「当たり前」 ひとり取り残される日本

2020年9月に発足した菅義偉内閣には、女性閣僚がたったの2人しかいません。日本の衆院議員の女性比率も10.1%と、世界193カ国中164位ととても低いのが現状です。一方で、フィンランドでは2019年、34歳の女性首相が誕生し、国会議員の46%が女性です。カナダでは2015年に、ジャスティン・トルドー首相が閣僚を男性15人、女性15人の同数にしています。日本のリーダーがダイバーシティ向上に向けて、今すべきことは?


史上初づくしのハリスが、なぜ今どきの副大統領なのか?

「私は米国史上最初の女性副大統領かもしれませんが、最後ではありません」。2020年11月7日、米国のニューリーダーである次期副大統領カマラ・ハリス氏の勝利演説は、多くの人の心に刺さりました。女性の社会進出が進んでいるように見える米国でも、女性の副大統領候補は、ハリス氏を含め僅か3人しかいません。建国以来244年間破られなかった分厚いガラスの天井を突き破ったハリス氏。彼女には、今どきの米国を象徴する家族がいます。


専業主婦がいない国・スウェーデンの#MeToo運動

2018年に話題になったスウェーデン版#MeToo運動は、業界ごとに独自のハッシュタグで、その業界の性暴力やセクハラに対抗する運動が横並びに展開されました。そのきっかけをつくり、運動をけん引したのが、PR広告業界で働くエーリン・アールデンさん。安定した役職や仕事を辞めて、自分がオーナーとして働くワークスタイルだからこそ、「業界全体または社会全体に意味のあるプロジェクト」に参加できたそう。とても興味深いインタビューです。

構成・文/日経ARIA編集部