新型コロナ禍で経済の先行きが見通せなくなくなり、不安が高まった2020年の前半。リモートワークを導入する企業が一気に増えるなど、私たちの働き方も大きく変わりました。その変化は決して一時的なものに終わらず、ニューノーマルと呼ばれる、新しい働き方への転換は続いていくでしょう。どんな心構えや準備が必要になるのか、識者の見解や必須の知識、気になるあの人の働き方を紹介して人気を集めた記事をまとめました。

新型コロナで変わる働き方

コロナ終息後を考える 働き方、暮らし方はどう変わる?

新型コロナで日経ARIA読者の仕事は、暮らしはどうなった? 2020年4月に実施した緊急アンケ―トには、1100人を超える読者の皆さんから回答をいただきました。集計結果および生の声を、4回に分けて紹介した記事の最終回がこちら。働き方がどう変わっていくのか、どんな変化が私たちに求められいくのか、不安は何か、それぞれの第一線で働く女性たちのリアルな声が集まりました。


パンデミック後には本当の働き方改革が進む 出口治明

世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるい、これから一体どうなってしまうのか。そんな不安にかられた方も多いでしょう。多くの識者が発する悲観的なコメントがメディアにあふれる中で、立命館アジア太平洋大学(APU)学長を務める知の巨人、出口治明さんの言葉は、歴史を俯瞰(ふかん)して、未曽有の危機の受け止め方を示してくれました。


緊急事態宣言の解除 その後何が起きる? 藻谷浩介

毎日のように新型コロナの新規感染者数がテレビなどで伝えられ、私たちの不安は高まるばかり。事実は知るべきですが、私たちが本当に恐れるべきは何なのか? 世界の状況、日本の状況について、信頼できるデータを基に冷静にかつ科学的に分析する手段を示してくれたのが藻谷浩介さんです。情報は正しく理解して初めて意味を持つのだ、ということを改めて認識させられます。


「テレワーク4大悩み」は疑似出社、立って会議…で解決

これまでなかなか浸透しなかったテレワークですが、コロナ禍を機に一気に身近になったという人は多いでしょう。実際にテレワークを導入してみると、さまざまな疑問やトラブルに直面します。ですが、テレワークは働き方改革を実現する手段であることは間違いありません。先進企業に、疑問やトラブルを解消する方法を教わりました。


コロナにマッチョなリーダーシップは効かない 藤野英人

コロナ・ショックで経営者はどう考え、どう動くのか。緊急特集で取材したレオス・キャピタルワークス社長の藤野英人さんは、株価暴落前に現金比率を大幅に高めるという先手を打ち、一連のプロセスを顧客に随時共有したことが話題になりました。“事実の観察”と“感情の観察”で次々先手を打つ藤野さんに、「これから」をどう見るか聞きました。