仕事でもプライベートでもやらなくてはいけないことが積み重なり、忙しさのうちに毎日が過ぎてしまうのが40代、50代です。でもある日、ふいに「自分の人生はこのままでいいのだろうか」と考えてしまうかもしれません。その問いに直面し、自分なりの答えを見つけて一歩踏み出した人たちを紹介します。

失敗、事故、喪失… 人生は一度きりと知った

 このまま続いていくと思っていた日常が、ふいに違って見えるようになる。そのきっかけは、病気だったり、親しい人との突然の別れだったり、失敗や逆境に直面することだったりします。

事故で変わった人生観 40歳でNHKを辞めカレー道へ
ニュース番組や情報番組で活躍した元NHKアナウンサーの内藤裕子さん。NHKを辞めるきっかけとなった出来事や、ライフワークとなったカレーとの出合いについて聞いた


同僚の突然死 今を生きようと40代で海洋生物写真家に
高橋怜子 20年以上勤めた半導体メーカーを退職して「今はかみしめるような幸せがある」


柴門ふみ がん経験で残り時間を意識 創作力は今が最高
愛犬を飼い始めて変わった暮らし。体の声を聞いて、無理はしない。パフォーマンスを発揮できる働き方を、自分でデザインする


坂井真紀 人生は一度きり。立川談志が教えてくれたこと
「ぜったいキレイになってやる」――力強いCMで視聴者の心をぐっとつかんだのは1992年のこと。以降、女優として映画や舞台で活躍を続ける坂井さんを奮い立たせるのは、あの落語家の本でした


病気で妊娠が困難に 苦悩の末お互いのために離婚を決意
骨髄移植を乗り越え、子どもが欲しいと願い取り組んだ不妊治療は不調。「夫を幸せにできるのは私じゃない」と苦渋の決断


妹たちへ 蜷川実花 自分の表現求め、撮り始めた10代
「演出家・蜷川幸雄の娘」から一個人として認められたい。大学受験に失敗し、いつか見返してやると写真を撮り続けた