2021年の上半期、ARIAでよく読まれた記事をまとめてご紹介します。長野智子、荒川静香、渡辺満里奈、夏井いつきといった有名人が、悩み、乗り越えた人生の転機について語った記事、パートナーとの関係や結婚、離婚にまつわる問題、親との別れまで……。ARIA世代に特に支持された10本の記事、キーワードは家族でした。

不妊治療・子ども

長野智子 キャスター卒業の理由、悩み苦しんだ不妊治療

鋭い切り口でニュースの真相に切り込んでいくキャスターの長野智子さんの人気連載です。「埋もれそうになっている小さな声を大きな声にして届けたい」という思いで世界中の「現場」を飛び回って取材を続けた長野さん。密かに取り組んでいた不妊治療についてある決断をしたときのことを語ってくれたこの記事が、特に多くの人に読まれました。


不妊治療を経て子宮全摘 「産めないけれど、育てたい」

「結婚して子どもを育てる」ことが未来設計の前提にあったのに……。不妊カウンセラーの池田麻里奈さんが、自身の経験について語った3回の連載記事は大きな反響を呼びました。不妊治療の体験から、子宮を全摘しなければならなくなったこと、特別養子縁組を決意するまでの思いをつづった第1回は、当時の苦しい心境が胸に迫る内容です。


荒川静香「今日死んでも悔いなし」の思いが子育てで一変

東京五輪の余韻冷めやらぬところですが、トリノの冬期五輪で金メダルを獲得した荒川静香さんのインタビューはとても読まれました。ゴールドメダリストになるまでの苦労について語ってくれたのが印象的でした。引退後、子どもが生まれてからは人生の軸足が子どもに移ったと話す荒川さん。子どもたちへの思いとはどのようなものでしょうか。


家族の病気、別れ

父亡き後に残された老猫4匹 東京への移動大作戦を敢行

大反響の如月サラさんの連載「父がひとりで死んでいた」は、ショッキングな出来事に立ち尽くす間もなく、次から次へとふりかかるさまざまな問題に懸命に立ち向かう如月さんの姿に、切なさと現実の厳しさが相まって、胸が締め付けられます。お父さんが飼っていた4匹の保護猫たちの移動作戦は、手に汗握る緊張感でした。


渡辺満里奈 夫のうつ、私が抱いた「不安と危機感」

タレントの渡辺満里奈さんが、夫の名倉潤さんの突然のうつ病発症に、どのように悩み、乗り越えたのかを赤裸々に語ってくれた連載中のロングインタビュー。今やうつ病は誰でもなり得る大きな社会課題。満里奈さん夫婦の体験は他人事と思えません。不安に押し潰されそうになりながら、最善の治療法を探そうと模索する様子に多くの共感が集まりました。