人生を振り返るとき、多くの女性たちは「あの失敗、あの挫折があったから、今がある」と語ります。華々しく活躍する人、輝かしいキャリアを誇る人の陰には、失敗とその失敗から学んだ「なにか」が必ずあるのです。仕事の挫折、底知れぬ絶望、大失恋……そこから何を学び、40代を過ぎてからの躍進につなげたのでしょうか。彼女たちのレジリエンスに迫った記事をまとめました。

仕事で味わった挫折をバネにして

 「失敗しても必ず次に生きる」と言い切るのは、61歳で起業をした村本理恵子さん。彼女を筆頭に、不屈の精神で人生を切り開いた女性たち。「思い通りにいかないことも、『これはこれで面白いかも』と前向き変換」する女性、大けがから復活を遂げ「いつも私は一生懸命だった」と振り返る女性……自分もまだ頑張れるのではないか、そんな気持ちにさせてくれる珠玉のインタビューです。


上場達成で味わった挫折 40代の失敗から学んだこと
(下)村本理恵子 起業家に必要なのは事業への強い確信と「どうにかなるさ」という楽天性


50代でヴィオラを再開 想定外続きの人生で音楽が支え
(上)三菱電機社外取締役・小出寛子 大好きな編集の仕事を結婚・渡米で断念。思い通りにいかないことも、「これはこれで面白いかも」と前向き変換


ママチャリで毎日20キロ送迎!50歳でプロ競輪選手に
高松美代子 介護、子育てが一段落した49歳から「自分のやりたいこと」に全集中。寮生活を送り、おとなの青春時代を夢中で駆け抜けた


75歳、フルタイムで就労支援「人生経験すべて役立つ」
家庭の事情でかなわなかった大学進学。挫折体験がその後の「働きたい、学びたい」気持ちの原動力になった


会社員から漆職人に スーパーのトイレで泣いた独立直後
(下)何歳からでも誰でも漆職人に挑戦できる。副業やパラレルキャリアの候補に職人があってもいい