働く私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。個人の持つスキルや求める報酬が現在の職場では合わなくなり、「会社から必要とされない40代、50代」がさまざまな業種で出てきています。その一方では、生産年齢人口が減少し、年金財政は悪化し、「65歳を過ぎても働き続けること」が求められていきます。人生100年時代に私たちはどんな選択をすべきか? 先輩のケースや、識者のアドバイスをまとめました。

アマゾン、電通、ソニー… 大企業を辞めた理由

 誰もが知っている有名企業を、定年前に去る人たちがいます。「もっと成長できる場を求めて」「役職定年を迎えた後にも生き生きと働き続ける姿が想像できなかった」「社会に貢献できるような起業をするため」「人生には限りがあるから、本当にやりたいことをやろうと決めた」――。きっかけや理由はそれぞれですが、たとえ収入が減っても先々が不安定でも、辞めた決断を後悔している人はいませんでした。

48歳で独立 「元アマゾン」の肩書を超えられた日


電通を辞めて得た自由 「ひとり広告代理店」の醍醐味


同僚の突然死 今を生きようと40代で海洋生物写真家に


ソニー退社の54歳 未経験の職種に大胆なキャリア変更


55歳でNTTグループ退社 「横串の人」が自分の役割


鎌田由美子 社会に必要とされるため50代で起業、留学