2020年のゴールデンウイークは、首都圏などで「STAY HOME 週間」が打ち出され、おうちで過ごすという方が多いでしょう。せっかくいい季節、長い休みなのに…という気持ちはぐっと我慢して、今、自分にできることを心掛けたいですね。この機会に料理のレパートリーを増やしてはいかがでしょう。ヘルシーでおいしくて簡単、三拍子そろったレシピの記事を集めました。

編集者が繰り返しリピする 人気料理家の簡単レシピ

 現日経ARIA編集長が日経ヘルスの編集部員だったときに立ち上げたのが「人気料理家が自分や家族の健康を保つために作っている料理」を紹介する連載。毎号、違う料理家さんに登場していただき、それはそれは豪華なメンバーがそろいました。これらを日経ARIAでもご紹介。レシピは全部家で試しましたが、中でも繰り返し作っているレシピを厳選しました。ほかのレシピもオススメです。

ワタナベマキ 旬の野菜、キノコ、海藻で風邪知らず

レンコンって、素揚げするだけでも、バルサミコ酢としょうゆできんぴらにしても、本当においしくて大好きなんですが、この手があったか!と惚れ込んだレシピがワタナベマキさんの「レンコンとイチジクのマリネサラダ」。アジア風な味付けと、フルーツと合わせる意外性、とても簡単なのに洗練された一皿です。


コウ静子 その日の心と体にぴったり合う食材を選ぶ

紅玉が出回る季節になると作りたくなるコウ静子さんの「リンゴ茶」。切る+レモン汁をかける+砂糖を振る、というだけの超絶簡単レシピは本当においしくて、お茶として飲むほかに、パンケーキにかけても美味で映えます(笑)。今は国産リンゴの季節ではないですが、最近よく見かけるニュージーランド産のJAZZなど、酸味のあるリンゴでも良さそう。


SHIORI 体にいい乾物を新しい食べ方で 減量にも

STAY HOMEはストック食材を整理するチャンスでもあります。乾物って和食にしか使えない……という思い込みを払拭してくれたのが、SHIORIさんのレシピ「切り干し大根の韓国風炒め」。干しシイタケや白ゴマ、冷蔵庫の片隅に残りがちな白菜キムチやコチュジャンも整理できて、このおいしさ。ゆでたそうめんなどと合わせれば、豪華なお昼ごはんが簡単に。


小堀紀代美 玄米食を続けるための「和おかず」レシピ

魚料理がヘルシーなのは分かっていても、塩焼き、煮付けと、どうしてもいつもの調理法になりがち。そんな人にぜひ試してほしいのが、小堀紀代美さんの「メカジキのレモンスパイスソテー」。マリネ液に魚を漬けておいて、フライパンでソテーするだけ、という手軽さでいつもと全然違う味に。マダイやサーモンでもおいしく作れます。


飛田和緒 体にやさしいご飯の秘密は「常備だし」

「だし」との付き合い方を教えてくださったのは飛田和緒さん。鶏手羽のだし、水にひたすだけの昆布だしも絶品でしたが、ダイエットを意識したいならこちらの「野菜だし」をぜひ。ポトフをコンソメなしで野菜だけで作るという潔さにびっくり、そして撮影時に食べてそのおいしさにまたびっくりしました。


李 映林 お茶・水キムチ・煮込み料理で楽しむ薬食同源

火にかけてじっくりゆでる、煮込むーー。時間はかかるけど、手間はそれほどかからないレシピは、STAY HOMEやテレワークにぴったり。最近スーパーでも見かけるようになった国産の生のビーツは、じっくりゆでてフライパンでソテーすると本当においしいです。さらにもう一手間かける李 映林さんの「牛肉とビーツの煮込み」は、ごちそう感満点なのに意外と簡単ですよ。


笠原将弘 野菜を多めに食べる生活に切り替えるコツ

人気の日本料理店「賛否両論」店主の笠原将弘さんのレシピで、数え切れないくらい作ったのが「キュウリとゴボウの漬け物のサラダ」。ゴボウのしょうゆ漬けの漬け物を見かけたら、必ず買って家にストックしています。キュウリとゴボウを細く切ってすりゴマであえるだけ。水気をすりゴマが吸ってくれるので、お弁当の副菜にもぴったりです。