2021年の第1クオーター、ARIAではどんな記事がよく読まれたのでしょうか。荒川静香、大江千里、夏井いつきといった有名人が人生の苦悩や決断を語った記事、さらにはセックスレスや「夫」にまつわる問題……。ひときわARIA世代の支持を集めた7つの記事を厳選してご紹介します。
読者の熱い支持を集めた記事7選
2021年2月、ARIA世代の「夫婦あるある」を描いたコミックエッセーがスタートしました。ストーリーはすべて、実話をもとにアレンジしており、リアルな今の夫婦を描いています。なかでも特に読まれたのが、テレワークで見えた夫の真実。英語を駆使して華麗に仕事をする頼もしい一面があることを知った一方で……さて、結末は?
「20歳の頃には引退を考えていた」という告白をしたのは、トリノ五輪で金メダルを獲得した荒川静香さん。競技を続けながらコンビニやサンドイッチ屋でアルバイトしていたという過去にも驚きました。引退後、子どもが生まれてからは「人生の主役が子どもたちに移りました」とか。フィギュアスケートに興味を持ち始めた子どもたちに対して、今、抱いている思いとは?
2019年3月に公開されたサンリオエンターテイメント代表取締役社長・小巻亜矢さんの涙無しには読めない記事。記事公開から2年がたちますが、その間もずっと、この記事に新たに触れて支持して下さる方の輪が広がっています。小巻さんは45歳で読んだ一冊の本に救われます。「逆境だけが人を強くする。教訓を学んだときに苦痛は消え失せる」という言葉が胸に刺さったと語る名著。ゴールデンウイークに読んでみませんか。
誰にも言えない、でも知りたい――産婦人科医・宋美玄さんが、ARIA世代夫婦の大きな悩みの一つ、セックスレスに斬り込む記事も大変読まれました。宋さんはズバリ「更年期になるとセックスも変わってきます」と言います。一体どんな風に……? セックスレスの悩みの正体にも迫ります。
ニューヨークに住み、ジャズピアニストとして活躍する大江千里さん。中学生だった大江少年が手に取り、「もう僕はひとりぼっちじゃない」と思うきっかけになった一冊は『太平洋ひとりぼっち』(堀江謙一著)。読書感想文コンクールで金賞を受賞したそうです。47歳のときにすべての活動をストップしてニューヨークに留学しましたが、「この本を読んだあのときの自分と今の自分はずっと併走してきたのかなとも思っています」と語ります。
テレビ番組『プレバト!!』で、芸能人が作った俳句を愛情あふれる辛口で一刀両断にする俳人・夏井いつきさん。「俳句の種まき」という使命を胸に抱えながらコツコツと俳句ファンの裾野を広げる活動を続け、大ブレイクをしたのは50代の後半でした。60代を迎えた今、何を思うのか。人生を振り返る中で「49歳の再婚」を語った記事が非常に読まれました。ぜひ、全3回の記事を通してお読みください。
「理系の勉強とピアノ演奏に同じくらい興味があった」という男性が、その両方を仕事にするまでの出会いやきっかけ、決断を振り返って語ってくれました。ピアノ演奏における「正しい体の使い方」の研究に長年取り組んでいるソニーコンピュータサイエンス研究所の研究員、古屋晋一さん。作曲家フランツ・リストの曲を通じて後の研究につながる鮮烈な出来事を体験したといいます。
構成・文/日経クロスウーマンARIA