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ガラスの天井を越えて

味の素専務・野坂千秋 何のために働くのか悩んだ20代

(上)行き詰まりを感じた30代後半。上司の反対を押してイタリアで経験を積んだ


日常の関係構築が困ったときの助けになると実感

―― 海外で経営者としての責任を負う立場になり、自分を支えてくれたものは何かありましたか?

野坂 イタリアでもそうでしたが、その場その場で必ず困ったら助けてもらえるということです。中国でも経営陣に助けられました。真剣に考えて願えば、必ず何か助けはくる。それは経験して身に付けた、とても貴重な教訓です。

 そのためには、日常から助けたり助けられたりという行動を積み重ねていくことです。例えば中国でも、現地法人の一つに品質上のトラブルがあったときは、日本仕様の試薬をすべて即日、提供しました。費用のことは後で処理するとして、今困っている人を助けたことで信頼関係が出来たし、その後、逆にこちらが困ったときも助けてもらいました。

 大きなことから小さなことまで、基本的な関係構築が困ったときの助けになります。それは社外との関係でも同じ。協力体制やエコシステムは、中だけで閉じていても解決しません。外と連携していくことで、簡単に解決することがあると感じています。

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取材・文/竹下順子(日経xwoman ARIA) 写真/鈴木愛子

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