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今から始める「親」のこと

親が要介護になる前に知っておきたい「お金」の話

今、親が元気でも油断は禁物。いざというときに備え、親とお金の話をする方法は?


高齢の親は、元気そうに見えても、いつ体調を崩して介護が必要になるか分かりません。介護にはいくらかかるのか。また、親にその費用を負担してもらうにはどうすればいいのか。「元気が出るお金の相談所」所長で、自らも介護経験のあるファイナンシャルプランナーの安田まゆみさんに聞きました。

 日経ARIA読者の皆さんには、元気な親御さんがいる人も多いでしょう。とはいえ、高齢者ほど病気やけがで入院するリスクは高くなります。老化で体力が衰えるのですから、仕方がありません。

 高齢者の入院が怖いのは、長期化するケースが多いためです。多額な医療費がかかるほか、長期にわたり寝たきりの状態が続くと認知症の発症リスクも抱えます。一般に65歳を超えると、リスクは高まるといわれています。認知症を患うと、遅かれ早かれ要介護状態になり、さらに出費もかさみます。

 そこで今回は、介護にいくらかかるのか。そのとき、親のお金を利用するためには、どうしたらいいのかをお教えします。

介護には平均4年7カ月、月額7.8万円かかる

 まずは、親に介護が必要になった場合にかかる費用を見ていきましょう。生命保険文化センターの調査では、介護に要した一時的な費用の合計額は平均69万円です。これは、住宅の改造や介護用ベッドの購入などの費用が含まれます。さらに継続的にかかる費用は、1カ月当たり平均7万8000円で、分布では「15万円以上」が最も多くなっています。この状態が平均4年7カ月も続くのですから、相当な負担になるわけです。

介護に必要な一時的な費用はどのくらい?平均 69万円
介護に必要な月額費用はどのくらい?平均7.8万円
出典:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」(平成30年度)。過去3年間に介護経験がある人を対象に実施
介護にはどのくらいの年数がかかる?平均4年7カ月
出典:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」(平成30年度)。過去3年間に介護経験がある人を対象に実施
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