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今から始める「親」のこと

無人島や宇宙空間にまで 墓じまい後、遺骨の納め先

社会構造や価値観の変化から、海だけでなく島や宇宙が散骨先として注目を集める


田舎のお墓を「墓じまい」したら、遺骨を別のお墓に納めずに散骨する。海にまく海洋散骨はその代表格だが、実は想像を超えた新顔が登場している。海の代わりに無人島にまいたり、ロケットで遺骨を宇宙空間へ運んだり……。葬儀・お墓・介護といった終活を取材してきた旦木瑞穂さんが、墓じまいと散骨の最新事情をリポートします。

無人島「カズラ島」は、島根県隠岐郡海士町の諏訪湾入り口にある。島全体が自然散骨所となっている(写真提供:戸田葬祭サービス)
無人島「カズラ島」は、島根県隠岐郡海士町の諏訪湾入り口にある。島全体が自然散骨所となっている(写真提供:戸田葬祭サービス)

日本海に浮かぶ無人島に散骨する

 海洋散骨は近年広く知られ、日本全国で行われている(詳細は「新しい墓じまいの形『海洋散骨』遺骨を船から海へまく」)が、実は、陸地でも散骨できる場所がある。島根県隠岐郡海士町にある無人島「カズラ島」だ。東京都板橋区にある戸田葬祭場のグループ会社、戸田葬祭サービスが管理している。

 約20年前、同社が隠岐の島へ社員旅行に行ったことが、散骨島誕生のきっかけだった。当時は海洋散骨という言葉が徐々に知られるようになった頃で、北海道では一時反対運動が起きていた。海は生活に密接に関わることから抵抗を感じる人が多いため、生活エリアから離れた無人島ならよいのではないかと考え、同社はカズラ島を購入した。

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