ストレッチ感覚でできる、簡単な「タオルヨガ」

 用意したタオルは両端を手で持って、ピンと張った状態でヨガを行います。これだけで体が硬い人も凝っている部分や伸ばしたい部分を、無理なくしっかりとラクに伸ばすことができます。肩や首、背中の肩甲骨の周りまでほぐれるので、猫背の改善にも効果的です。

 伸ばしていて凝りを強く感じるポーズがあったら、意識してゆっくり動かしてください。くれぐれも無理せず、「イタ気持ちいい」と感じる範囲内で行いましょう。

タオルを1本使うだけで、首や肩の凝りがラクにほぐせる、夜ヨガのプログラム(所要時間 7分44秒)

 いかがでしたか? 肩や首の凝りがほぐれただけでなく、ヨガをしている間は考え事や悩みなどから解放されて、終わった後にはリフレッシュする感覚が得られたのではと思います。その状態ですぐに寝れば、いつもは考え事をして寝つきが悪いという人もストンと眠れると思います。

 せっかくなのでもう一つ、オフィスでもできるリフレッシュ法を紹介させてください。日中、こまめにほぐすようにすると、肩凝りや首凝りがひどくなるのを予防できます。

オフィスでもこまめにストレッチしておくと、肩や首の凝りがひどくなるのを予防できます
オフィスでもこまめにストレッチしておくと、肩や首の凝りがひどくなるのを予防できます

 まず頭を左に傾けて、左手を右側頭部に置き、右手を斜め下に伸ばします。こうすることで、首の右側と右肩をまとめてストレッチできます。さらに、首を傾ける方向を、少し前寄りにしたり後ろ寄りにしたりすると、満遍なく首がほぐせます。一通りほぐせたら、今度は反対の左側も同様にほぐしましょう。顔の血流もよくなるので、血色が改善して、はつらつとした印象になると思います。

 この記事では2週間ごとに新しい夜ヨガを紹介していますが、起きたときにお勧めの朝ヨガの記事もスタートしています(「【動画】朝10分のヨガで1日を心地よく過ごせる」)。来週お届けする予定の朝ヨガの2回目のテーマは「上半身をほぐして血行を上げる朝ヨガ」です。ヨガで人気の定番ポーズが出てくるので、そちらもぜひご覧くださいね。

取材・文/茅島奈緒深 写真撮影/稲垣純也 動画撮影/Tomoya(B-life)