寝たままでできる、とても簡単なヨガ

 初回のプログラムは、すべてのポーズが寝たままでできる夜ヨガです。今回は15分程度と少し長めですが、ヨガはまったく初めてという方でも、無理なくできる簡単な内容です。

 ヨガは、基本的にヨガマットの上で行いますが、今回のプログラムは立って行うポーズがないので、「あとは寝るだけ」という状態でベッドや布団の上で行っても大丈夫。気持ちのいい伸びを感じながら、ゆっくりと深い呼吸をしながら続けてくださいね。

すべて寝たままでできる、とても簡単なヨガプログラム(所要時間 15分22秒)

 いかがでしたか? 途中で寝落ちして、この文を読んでいない方もいるかもしれませんね(笑)。もちろん、眠くなったらそのまま眠ってください! 最後までやらないと効果がないわけではないので、まったく問題ありません。

 今日は1つだけ、後半に出てくる「魚のポーズ」について解説します。これはお尻の下に両手を敷いて、ひじで床を押しながら胸を突き出し背中を反らせるポーズです。お尻に敷く手の向きは、手のひらが下(床の側)です。無理のない範囲で頭を床に着けて、つま先をピンと伸ばしましょう。くれぐれも、呼吸を止めないようにしてください。

頭を床に着けて、背中を床から浮かせて反らせる「魚のポーズ」。無理をせずに、頭頂部ではなく、後頭部が床に着く程度でもOK
頭を床に着けて、背中を床から浮かせて反らせる「魚のポーズ」。無理をせずに、頭頂部ではなく、後頭部が床に着く程度でもOK

 頭の中の血流が良くなるので、スッキリとリフレッシュする感じを得られると思います。また、肩や首の後ろの筋肉にギューッと力を入れてからふっとリラックスさせるため、首や肩の血流が良くなり、デスクワークの方に多い悩みである首や肩の凝りを改善してくれます

 もし、首に違和感が残っていたら、次のように両手で頭を支えて、首の後ろ側を伸ばしましょう。

「魚のポーズ」で首に違和感が残ったら、首の後ろ側を伸ばしましょう
「魚のポーズ」で首に違和感が残ったら、首の後ろ側を伸ばしましょう

 この連載では2週間ごとに新しい夜ヨガを紹介していきます。さらに、来週からは、起きたときにお勧めの朝ヨガも紹介する予定です。体が内側から目覚めて、やる気のスイッチが入りやすく、集中力もアップ! バリバリお仕事をしている皆さんにお勧めです。

 ぜひ、お楽しみに!

取材・文/茅島奈緒深 写真撮影/稲垣純也 動画撮影/Tomoya(B-life)