2019年11月から隔週でお届けしてきたこの連載も、今回が最終回。多くの読者の方から、「夜ヨガで寝つきがよくなった」「熟睡できて、朝スッキリ目覚められた」という喜びの声が届きました。今回紹介するプログラムも、1日頑張った自分を癒やして、最高の眠りへと誘います。教えてくれるのは、「日本一のヨガYouTuber」としても知られるB-lifeのMarikoさんです。

壁で脚を支えるから股関節の可動域が広がりやすい

 こんにちは。B-lifeのMarikoです。

 今回は、あおむけに寝た状態で壁に脚をもたれかけて行う「壁ヨガ」を紹介します。上げた脚を壁が支えるため、余計な力が抜けやすく、筋肉の緊張を取ることができます。筋肉は緊張した状態だと動きが悪くなりますが、脱力していると柔軟性が上がり、関節の可動域も広がります。体が硬い人でも、壁を使うことで無理なく動かせるでしょう。

 できれば、部屋の照明を少し暗くして行ってみてください。活動モードにある交感神経から、リラックスモードの副交感神経に切り替わりやすく、気持ちが落ち着くと思います。音楽をかけるなら、ゆったりとした静かな曲がお勧め。アップテンポな曲を大きな音で流すと熟睡への妨げになります。

チャンネル登録者数60万人超。初心者にも簡単にできるヨガを動画で配信し、「日本一のヨガYouTuber」と呼ばれるB-lifeのMarikoさん。「壁を使ったヨガは体が硬い人や初心者の人にもお薦めです」
チャンネル登録者数60万人超。初心者にも簡単にできるヨガを動画で配信し、「日本一のヨガYouTuber」と呼ばれるB-lifeのMarikoさん。「壁を使ったヨガは体が硬い人や初心者の人にもお薦めです」

 次のページではあおむけの状態で脚のむくみを取る「寝たまま壁ヨガ」を動画で紹介します。