コロナ禍で収入が減ったり、今後の減収が不安になったりしている… そんなときこそ、自分のお金の使い方や家計を見直すチャンスです。書籍『ゆるっとお金と暮らしを整える本』では、月刊誌『日経WOMAN』がこれまでの膨大の取材から明らかにした「お金が自然に貯まる人」に共通していることや、今の時代に合った資産形成のメソッドをまとめています。今回は本書から、「貯めている人が知っている6つの金額」についてお伝えします。

 「お金を貯めるには、まず家計簿をつけるところから」と、細かく出費を記録するところから始める人が大半ですが、最初に押さえたいのは全体像。家計簿をつける前に、収入や貯蓄、支出の大枠をつかんでおきましょう。

 先に全体像をつかむと、家計を効率よく見直せます。全体で見れば、食費などよりも保険料のムダのほうが大きいかもしれないし、今月は赤字でも、年間で見ればしっかり貯蓄ができているかもしれません。あるいは、「毎月5万円ずつ貯めていたけれど、急な出費があるたびに崩していて、年間では10万円も貯まっていなかった……」ということもあるかもしれません。

「6つの金額」を把握している人は、自然にお金が貯まる

 収入がとびきり多いわけでもないのにお金が自然に貯まっている人は、必ずと言っていいほど、以下の「6つの金額」を把握しています。その金額とは……?