自然にお金が貯まる人が把握している「6つの金額」
1. 年間の収入(給料、報酬、副収入などの合計)
2. 今の総資産額(貯蓄、投資など資産の合計)
3. 年間の支出額(1年間で払った金額の合計)
4. 年間の貯蓄額(1年間で貯められた金額)
5. 1カ月の生活費(毎月かかる出費)
6. 年間でかかる特別出費(時々かかる出費)

 これら6つの数字をつかむためは、自分のお金の流れを整理する必要があります。

 目的はあくまで大枠をつかむことですが、お金の流れを整理していくうちに家計の細かい部分や課題も浮き彫りに。6つの数字が明らかになったときには、今までとは比べものにならないほど、「自分のお金」に詳しくなっているはずです。

源泉徴収票に載っていない「本当の収入」を正確に知る

 6つの金額のうち、最も重要でありながら、実は把握しづらいのが「年間の収入」です。

 収入をきちんと知らないと、貯蓄や投資に回せる金額も分かりません。適当に予算を配分すると、「これでいいのかな?」と自信を持てなくなり、不安の消えない暮らしになってしまいます。

 収入を知っておけば、たとえボーナスや給料が減っても、生活費をどのくらい調整すればいいか、すぐ対応が可能。慌てずに対処できます。

 会社員の手取り年収は、年末に勤務先から受け取る源泉徴収票と、毎月の給与明細があれば分かります。ただ、源泉徴収票には手取りの収入は書いてありません。ちょっとだけ手間ですが、その計算方法について、次ページでご紹介します。