リモートワークやマスク着用生活が日常化し、既存のコミュニケーション方法が通用しない場面が増えています。対面でない言葉のやりとりは、的確な言葉を選択し極力コンパクトにまとめて伝える必要があり、マスク着用での会話は、相手の口元が見えず感情も読み取りにくいため、言葉の選び方や使い方、話の間などがこれまで以上に意味を持つようになります。ニューノーマル社会で人を説得する言葉の選び方と使い方を、メンタリストDaiGoさんに語っていただきます。

(1)DaiGo「メンタリズム企画書」で思うまま相手が動く ←今回はココ
(2)DaiGo「マインドリーディング」でプレゼン勝利
(3)DaiGo「メンタリズム言葉術」で社員を優秀に育てる

 相手の心理状態を見抜いて思い通りに動かす心理術「メンタリズム」を世に広めた、メンタリストのDaiGoさん。DaiGoさんがメンタリズムを披露する姿を、テレビなどで見たことがある人も多いと思います。DaiGoさんは現在、メンタリズムをビジネスや教育の場で生かすためのアドバイザリー活動をしています。商談や会議、研修などの現場で、相手の心を見抜いて次の一手が打てたら、成果に直結しますよね。今回は、DaiGoさんの著書『人を操る禁断の文章術』を参考に、企画書にも使える「人の心を動かす言葉術」を教えてもらいます。

誰でも言葉で人を操ることはできる

―― 「言葉で人を操る」と聞くと、特別な才能と技術を要するイメージがありますが、誰でも人の心を動かす文章を書けるものなのでしょうか?

DaiGoさん(以下、敬称略) 言葉や文章はただ書くのではなく、読んだ相手の心を動かし、想像力を使ってもらうために書く、という基本を覚えておけば、言葉や文章で人を行動させることができます。たとえば「あなたの思う、世界最高の美女とは?」という質問をしたら、どんな顔を思い浮かべますか? 目元が涼しげな和風美人でしょうか。パッチリ二重の瞳が美しい女性でしょうか。いずれの場合でも、誰もが自分の思う絶対的な美女を思い浮かべます。実はこれこそが、言葉の力なのです。「美女」という二文字に反応し、それぞれ自分にとって「最高の美女」を描き出します。

「読み手の想像力を刺激して、感情を揺さぶり、行動を誘導することが、私(メンタリスト)のもっとも得意とする分野、メンタリズム言葉術です」と、DaiGoさん。
「読み手の想像力を刺激して、感情を揺さぶり、行動を誘導することが、私(メンタリスト)のもっとも得意とする分野、メンタリズム言葉術です」と、DaiGoさん。

  ―― 人は読んだ言葉や文章から想像力を働かせる、という基本を理解していれば、これから教えるメンタリズム言葉術を使って、誰でも言葉で人を操ることができる、とDaiGoさんは話しています。