世の中の食いしん坊たちから熱烈な支持を集めるarikoさん。簡単だけど、凝って見える。斬新な組み合わせで、いつもの味に変化が起こる−−。そんなarikoさんのレシピとアイデアから今の気分にぴったりな“おいしいおすそわけ”をお届けします。今回のテーマは、冷たい麺。食欲がうせがちな暑い夏でも、ツルツルッと食べられるとっておきレシピをご紹介します。

ariko家愛用のそうめんは徳島の手のべそうめん

 今年は例年にないほどの早い梅雨明け。7月に入ったばかりで猛暑日の連続が過去最長を更新と記録ずくめのこの夏。そんな時に食べたいのはやっぱり冷たい麺です。ひんやりツルツルッと喉越しのいい冷たい麺はこの時期の救世主。

 そうめん、冷やし中華、冷製パスタ……etc. 食欲が落ちてきた時でも冷たい麺ならいつでもウエルカム。今月は、特にランチタイムの食卓に上る機会が多い冷たい麺についてお話ししてみたいと思います。まず夏の風物詩と言えるそうめんから。

 わが家で愛用しているのは仕事仲間のカメラマンから教えてもらった徳島の半田手のべそうめん。彼の幼なじみが作っているという芝製麺の少し太めのそうめんは初めて食べた時にそのコシの強さと喉越しの良さにびっくり!

ariko家愛用そうめんは、芝製麺の「最高級こだわり麺」
ariko家愛用そうめんは、芝製麺の「最高級こだわり麺」

 中でも「寒の内」と呼ばれる極寒の1月に作られるこだわりの麺。「麺匠」という最上級の小麦粉に「伯方の塩」や「九鬼」のゴマ油を合わせて作り上げたそうめんはこれまでのそうめんの常識をくつがえすほどのおいしさ。それ以来、毎年大箱で取り寄せているほどのお気に入りです。