世の中の食いしん坊たちから熱烈な支持を集めるarikoさん。簡単だけど、凝って見える。斬新な組み合わせで、いつもの味に変化が起こる−−。そんなarikoさんのレシピとアイデアからの今の気分にぴったりな“おいしいおすそわけ”をお届けします。今回のテーマは、インスタントラーメン。arikoマジックにかかれば、あのおなじみの袋麺もスペシャリテ(看板料理)に変身します。

鍋ひとつで栄養たっぷり リモートワークの強い味方

 新型コロナウイルス禍ですっかりリモートワークが当たり前のことになりました。出かけなくてもよい分、楽ちんではあるのですがお昼時になるとランチは何にしようかと悩みどころでもあります。外に買いに行くのもめんどくさいし、おひとりさま用にわざわざ料理をするのも何だかおっくう……。

 そんな時に手が伸びるのがパントリーにストックをしてあるインスタントラーメンの存在です。インスタントラーメンというとドラえもんなどの藤子不二雄作品に出てくる小池さんを例に出すまでもなく、ちょっとわびしい独身男子のものというイメージが漂いますが、鍋ひとつでできて好みの野菜をたっぷり入れれば栄養もボリュームも大満足。

 同じ漫画でも『きのう何食べた?』では主人公の一人であるケンジが大みそかに自分のためだけに作る具だくさんの味噌ラーメンがとてもおいしそうでした。

 そこに登場していたサッポロ一番がわが家でも常備している愛用ブランド。小さな頃から慣れ親しんだ味はたまに無性に食べたくなるんですよね。サッポロ一番は麺もスープもクセがなくて食べやすく、アレンジしやすいのが魅力。そのままシンプルに食べるだけでも十分おいしいのですが、さすがに栄養的には罪悪感が……。

arikoさんが常備するサッポロ一番シリーズ
arikoさんが常備するサッポロ一番シリーズ