日本が怖くなって、ハワイ移住を決断

―― 子育てにまい進していた結婚生活を経て、離婚をして……。結婚よりもはるかに大変と言われる離婚で、一番つらかった時期はいつ頃でしたか?

花田 離婚したいと思っていてもできなかった時期が一番しんどかったですね。離婚は2007年ですが、2000年ごろからずっとつらかった気がします。夫婦関係は完全に破綻していたのに、別れられない。理由の1つは、私の母が離婚に反対していたからです。昔の人なので、抵抗があったんでしょうね。その母が2005年に亡くなり、その時点では離婚はしていなかったので、母を悲しませることは回避できたかなって。

 他の理由としては、自分に仕事がなかったからというのもあります。元夫からのサポートに100%頼るしかなく、仕事を探そうと思いながらも、実際に子どもが4人いると本当に難しくて。離婚時期については元夫のタイミングだったのですが、離婚に際してメディアからの目もあり、すごく精神的につらくなってしまって。このまま日本にいたら駄目になると、ハワイ移住を決意したんです。

離婚までに時間がかかったのは、母を悲しませたくないという思いもあったからだという
離婚までに時間がかかったのは、母を悲しませたくないという思いもあったからだという

―― 海外移住にまで踏み切ることは、相当のストレスですよね。

花田 正直言って、当時は日本が嫌いという気持ちでした。メディアの人によく追いかけられて、家族は一般人のはずなのに、隠し撮りをされたり家の前に張り込まれていたり。離婚後も花田家に何かあると、私に取材がきたこともありました。子どもたちが学校から帰宅したらメディアがいて家に入れず、学校に戻ったということもあって、本当にかわいそうなことをしてしまいました。こんなのは子どもたちにとっていらない苦労じゃないかなって、悩みました。