ARIA世代ともなると、仕事で気の張る相手に会うときや、すてきな方にプライベートでお呼ばれしたときなどに、「心を込めて選びました」というメッセージが伝わる手土産を知っておきたいもの。そこで、食の第一線で活躍するプロにオススメの品を聞き、試食した正直な感想を食いしん坊ライター&編集者がお伝えします。連載第3回は、魅力的な街、神戸と東京・麻布十番で買える「ONの手土産」です。

試食するのはこのメンバー

ライターH:出張先でも都内近郊でも、独り飲みでお店を開拓できるタイプ


ライターT:常に複数の料理教室に通い、おいしいものに出合ったら全種類制覇をもくろむ根っからの食いしん坊


編集O:おいしかった店を、都内でも台湾でもGoogleマップに保存していたら星だらけに!

編集O 前々回記事「手みやげ美人 食のプロ御用達の『映える』品、老舗の味」、前回記事「手土産の絶品 人数に合わせて分けられる老舗のデザート」と、すてきな手土産を二人の食のプロに教えてもらいました。

 さて、今回は、東京の都心でありながら下町の魅力が残る港区麻布十番と、歴史的にハイカラな食文化が根付く神戸と、この2エリアからご推薦くださる食のプロの力を借りました。買いに行くのも楽しそうな街で、おさんぽ旅に出てみたくなりますよね。まずは、神戸編から。どなたに伺ったのでしたっけ?

ライターH 薬膳の知恵を取り入れた料理や、おばあちゃんたちの味の継承もライフワークとされている、大人気の料理研究家・濱田美里さんです。濱田さんは2年半前から神戸にお住まいなんです。

神戸の美意識が光る、行列しても手に入れたいバターサンドとは?

ライターH 濱田さんによると、神戸は和風よりも洋風のものにすてきな手土産が多くて、他国のものをしっかりと「神戸風」にしているのだとか。さらに、「他国のものを取り込むときの味の落としどころが関東と関西ではすごく違っていて、神戸ならではの美意識みたいなものがどの店にも見受けられるのが面白い」そうですよ。

ライターT うわあ、そんな説明を聞いたら、待ち切れない! で、選んでくださったのは何? 何?

ライターH まあ、落ち着いて。オフィス向けなど、ONの手土産がこちら。神戸六甲のバターサンド専門店「ボンボンロケット」のバターサンド「Cream Sandies」です。

神戸六甲のバターサンド専門店「ボンボンロケット」のバターサンド。外箱も、パッケージも、紙袋もかわいくて、中身と味への期待が高まる!
神戸六甲のバターサンド専門店「ボンボンロケット」のバターサンド。外箱も、パッケージも、紙袋もかわいくて、中身と味への期待が高まる!

1個でおなかいっぱい、バターサンドとしてはパワフルなサイズ

ライターH 濱田さんによる紹介コメントは、「1個でおなかがいっぱいになる、バターサンドとしてはパワフルなサイズ。でも、材料が良いので、バターが重過ぎるということはないですね。もともと種類が多い上に、季節の限定品もあり、パッケージもおしゃれなので、持っていくととても喜ばれます」とのことでした。

 お店は週に4日しかオープンしないから、開店前から長蛇の列なんですって。ちなみに、濱田さんはお住まいが近いので、昼すぎ、行列がなくなった頃に残ったものをちょこっと買って、手土産にしているそうです。

編集O そんな人気商品を、ライターHさんはどうやって手に入れたの?

ライターH 今回は通販で購入しました。といってもいつでも買えるわけじゃなくて、基本的には常にネット上でも完売状態。それで、次回の販売開始日時が事前に告知されるのですが、「開始1時間で完売する」との噂もあり、当日は10分前からパソコンを立ち上げてスタンバイしましたよー(笑)。季節限定のハロウィーンパッケージが買えるタイミングだったのですが、そちらは迷っているうちに一瞬で完売になりました。危なかった……。

ライターT そんなに手に入りにくいお菓子なんて、テンション上がるし、手土産としての価値も上がりますね。10個全部違う味かあ。どれにするか迷っちゃうー。

「Cream Sandies」10個入り、3780円(税込み)。上段左からピスタチオ、ダブルチョコレート、ストロベリー、ラムレーズン、チーズケーキ。下段左からアプリコット、チョコオレンジ、チョコカシス、スイートポテト、抹茶きなこ。全10種類の詰め合わせは、お店のお任せ
「Cream Sandies」10個入り、3780円(税込み)。上段左からピスタチオ、ダブルチョコレート、ストロベリー、ラムレーズン、チーズケーキ。下段左からアプリコット、チョコオレンジ、チョコカシス、スイートポテト、抹茶きなこ。全10種類の詰め合わせは、お店のお任せ

ライターH では、じゃんけんで勝った私は、最初から狙っていた「チョコオレンジ」をいただきまーす♪