食のプロにも喜ばれた、「八雲もち」「黒松」

ライターT 何十年も前に撮影の差し入れでいただいて以来、手みやげにも自分用にもよく買うのが、都立大学前にあるちもとの「八雲もち」(180円、税抜)。カシューナッツ入り黒砂糖求肥(ぎゅうひ)なんだけど、求肥には卵白を泡立てて寒天で固めた淡雪が混ぜてあって、独特のふわもちっとした食感がたまらない! 手みやげ用にはおしゃれな竹かご入りもあって、これもすてきなの。電話やファクスでお取り寄せもできるみたい。

八の文字が見えないが、これが「八雲もち」。(写真/ライターT)
八の文字が見えないが、これが「八雲もち」。(写真/ライターT)

編集O 八雲もち、おいしいですよねー。私が家とは反対方向の電車に乗ってでも買いに行くのは、超有名店ですけど東十条の黒松本舗 草月。お目当ては、岸朝子さんにも愛されたという「黒松」というどら焼きです。黒糖の味がする皮と、粒あんのハーモニーがたまりません。取り寄せができなくて、ここで行列しないと買えないのも「あなたのために」感が出て、いいんですよねー。

ライターH 出た! 黒松は私も大好き。他に挙げるなら、甘楽の「豆大福」かな。小さくて食べやすいんですよね。秋には栗きんとんもあるから、手みやげにするときは詰め合わせにします。関東には店舗も多いし、品川駅構内でも買えるので便利。

編集O 編集部の最寄り駅が白金高輪だったときは、松島屋の豆大福にもよくお世話になりました。東京三大豆大福の1つ。これを手みやげに決めているという有名な料理カメラマンさんもいて、料理研究家の先生にも間違いなく喜ばれる味。ただ、個包装ではないので、オフィス用の手みやげにする際には注意ですね。平日でも行列必至の売り切れ御免ですが、事前に電話予約ができます。

ライターT さあ、次はHさんが買ってきてくれた手みやげの番ね。何だろう?

ライターH 私は、テレビや雑誌などでも引っ張りだこの料理家、ワタナベマキさんに教えてもらいました。「伝統的で本格的な味、一つひとつゆっくり味わって食べられる楽しさが好き」(ワタナベマキさん)というコメントと共に選んでくれた品は……。