実家のネット環境整備がようやく整った
本当は映画の舞台である実家からオンラインイベントを開催したいと考えていた信友監督ですが、ネット環境を整えるのに時間がかかり、年明けの第3回目のイベントからようやく自宅で開催しています。ファンの方は映画の中のシーンを思い出しながら楽しめますし、映画をまだ見ていないという方も、お父さんと監督の穏やかなやりとりに心がじんわり温かくなると思います。
イベントは2021年3月31日までアーカイブで見られるそうなので、詳しくは記事末のリンクをご覧下さい。
以下は信友監督からのメッセージです。
長引くコロナ禍で大変な毎日が続きますが、みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか。 私は、おかげさまで映画の評判がとても良く、昨年(2020年)2月まで連日のように全国を上映会や講演会で回っていたのですが、3月以降コロナの蔓延(まんえん)でぱったり止まってしまい、一転、苦境に陥ってしまいました。
昨年6月には、母が老衰のため亡くなりました。コロナ禍で3月からずっと呉の実家に帰っておりましたので、ゆっくり心おきなくお別れできたのが唯一、良かったことかなと思っております。
夏からは慣れないオンライン講演会を始めたり、秋以降は少しコロナが落ち着きましたので、講演を再開したりしていたのですが、第3波の襲来でまた、先が見通せなくなってしまいました。
この間(かん)、実は父と一緒に3回ほど、オンラインイベントを開催しました。対象は主に、映画の公式Facebookでつながっているファンの方たちで、開催情報もそこでしかお知らせしていなかったのですが、コロナ禍がこの先いつまで続くかわからないので、生活のためイベントのアーカイブを販売し、広くお知らせすることにしました。
イベントは3回ともとても評判が良かったので(父が予想以上に名言を連発しておもしろい!)どれもお勧めできる内容になっています。ぜひ、映画のチケットを買う感覚でお求めください。2021年3月いっぱいまで何度でも見れるようになっています。そして周りの、興味を持っていただけそうな方々にも広めていただけるとありがたいです。
コロナがこのまま収束しないようであれば、4月くらいにまた新たなテーマを考えて、実家から父とイベントを行う予定でおります。詳細が決まりましたら、映画の公式Facebookでお知らせしますね。 映画のFacebookでは、その他にも定期的に(私の日記のように)映画と信友家にまつわる最新情報をアップしておりますので、ぜひフォローしてみてください。
父と母のことは、映画公開の後もずっと撮り続けており、昨年「おかえり、お母さん」というタイトルで、 1時間のドキュメンタリー番組にしてフジテレビで放送し、大きな反響をいただきました。 今後も撮影を続け、映画の第2弾が作れたらいいな…と考えております。
引き続き、映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』の応援をよろしくお願いいたします。
監督 信友直子
構成・文/大屋奈緒子(日経ARIA編集長)
<参考サイト(イベントのアーカイブ配信)>
2020年10月4日 父と娘の初オンラインイベント
https://peatix.com/event/1780619/
「初めて父に生配信で話を聞きましたが、揺るぎない人生哲学に私も感銘を受けました」(信友監督)
2020年11月1日 父の100歳誕生日記念イベント
https://peatix.com/event/1780635/
「父の100年の人生を写真とともに振り返りました。戦争の話もじっくり聞きました。思い出の歌を歌ううちに、父の目から涙が…」(信友監督)
2021年1月4日 母の誕生日記念 初めての実家からの初配信イベント
https://peatix.com/event/1769231/
「映画の舞台である信友家の内部をくまなくご案内しました。父が自慢のコーヒーを淹れ、母の人生を父と振り返りました」(信友監督)