組織の多様性がなぜ必要か、活発な意見交換も

 今回は講師として、30%クラブ・ジャパン創設者である、デロイト トーマツ コンサルティング ジェンダー・ストラテジー・リーダーの只松美智子さんを招き、「なぜ企業で多様性が必要か」をテーマに特別レクチャーを行った。

 「企業を取り巻く環境は変化し、これまでのやり方は通用しなくなっています。そういった環境のなかで企業が持続的に成長するためには、多様性のある人材の英知を結集して、創造的で柔軟な経営を行うことが必要です。

 企業の組織、仕組みを従来の形から新しい形に変えてゆくには、トップの決断が必要ですが、なかなか決断に至らないのはガバナンスがうまく機能していないからです。ガバナンスが機能しないのは、重要意思決定機関の多様性が欠如しているからです」(只松さん)

 では、なぜ重要意思決定機関に多様性が必要なのか、実現するために重要なカギは何かについて、参加者の生の声や現場の事例などを交えながら、テーマについて考察を深めた。

<b>ガバナンスと多様性:企業価値を高める正しい判断を促進</b><br> 激しく変化する社会で、企業価値を高める正しい判断をするには多様性のある意思決定機関が必要だ
ガバナンスと多様性:企業価値を高める正しい判断を促進
激しく変化する社会で、企業価値を高める正しい判断をするには多様性のある意思決定機関が必要だ

 後半では、さらに議論を進め、情報交換をするため、グループワークのセッションを行った。役員、ダイバーシティ推進担当、広報など、役割ごとのグループでテーマをもって意見交換を行い、他社の取り組みを学ぶとともに、グループワークの中から只松さんへの質問も多く飛び出し、活発なディスカッションの機会となった。

取材・文/小島潤子(日経xwoman編集部)