蓋を開けてみなきゃ、人にはどんな悩みがあるのか分からない。笑顔でステキなあのARIAさんも、40-50年も生きてりゃ悩みの1つや2つありますよね。さて、今日はどんなお悩みが出てくるのでしょうか――。今回は「管理職の悩み」1回目。部下のモチベーション管理に悩む女性に対して、女性管理職育成事業などを手掛けるワークシフト研究所社長、小早川優子さんが回答してくれます。


回答者:小早川優子さん(ワークシフト研究所社長)


球拾いをしてくれる人は、どんどん評価して

 立場の違う人たちが集まれば、誰かにしわ寄せがいってしまうのはよくあること。「働く時間ではなく成果によって評価すべきだ」という風潮があるので、評価基準に迷うと思うのですが、そこは迷わず、「球拾い」してくれる人の評価を上げていいと思います。その人は組織に貢献しているわけですし、評価されてしかるべきです。会社の評価基準とずれるようでしたら「うちの部署は球拾いしてくれる人を積極的に評価したい」と人事部に掛け合うなど、変えようと思えば変えられることはあるはずです。

 ここで重要なのは、評価基準をあらかじめ組織内で共有すること。仕事の性質上、残業が発生するケースがあり、対応してくれたら評価は高くなるし、できない場合はできる人と同じ評価にならないことを、部下と握り合わなくてはいけません。それがないと、残業せずに働いている人は「私は9時5時の定時で成果を出しているのに」と不満に思うかもしれないですよね。注意すべきは、9時5時だから評価が下がるのではなく、ケースによっては残業すると評価が上がると伝えることです。残業する・しないに関わらず、上司がやろうと思っているけど時間がなくて手が回らないことなど、組織にとってプラスな仕事が評価される。それがケースによっては残業になる場合がある、ということですね。