山口百恵のようにかっこよく引退したかった

山崎 周りからは選手のピークで辞めるのはもったいないと止められましたが、大好きだった山口百恵さんのように人気絶頂の時にかっこよく辞めたかった(笑)。引退後は『クイズダービー』などのテレビ番組に出演する傍ら、スポーツライターとしてアスリートの取材をしてきましたが、2004年からは新体操の指導者ひと筋です。

―― 先日、17年間の強化本部長を退任することを発表しました。今後はどんな人生を描いていますか。

山崎 12月までは日本体操協会に籍があるのでまだ具体的には動いていませんが、年明けから「あ、収入がない」と慌てるのかも。

 ただ今は、人間は体の使い方で4つのタイプに分けられる「4スタンス理論」の重要さを広めたくて本を執筆しています。新体操を教えながら、この4スタンス理論がいかに大事か実感したので、多くの人たちにも参考にしていただきたくて。でもまだ出版社は決まっていません(笑)。

取材・文/吉井妙子 写真/窪徳健作

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■山崎さんが「もっと早く知っていれば……」と悔やみ、「選手のみなさん、申し訳ございません!」と心の中で謝罪したという「4スタンス理論」とは?
■実は大の運動キライ。それでも山崎さんが現役選手と同じくらいしなやかに動ける理由は「いつも軸を感じている」から。そのメソッドを公開
■正しいからだの動かし方は血液型のように4タイプ(A1、A2、B1、B2)ある
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