こだわりを持って選んだ上質なものが、人生の価値を上げる
ARIA世代にとって、ファッションやジュエリーを購入することもひとつの投資になる。自分に似合うリップやお気に入りのジュエリーは、気分を上げて、勇気づけてくれる大事な存在。永山さんの「どんな時でも、自分の好きなものを身につける」という価値観にも言えることだろう。
身につける服やジュエリーは「気分が上がる、好きなもの」であると同時に、もうひとつ意識しているのは「自分に似合うこと」。ヴィヴィッドな色が好きだが、顔周りには身につけない。自分の肌を綺麗に見せるのが、赤ではなくブルーだと知っている。自分を理解し、自分にとって価値あるものだけを選んでいる。こだわりを持って選んだ上質なものが、人生の価値を上げてくれると知っているからこそ、身につける色も小さなピアスひとつでも妥協はしない。
永山さんのジュエリーの好みは、「繊細だけど、存在感があるもの」。「重ねづけが好きなので、ひとつひとつはボリュームのあるものではなく、華奢なものを選んで重ねることが多いですね」。
プラチナは派手に主張することはないが、内側からの輝きが存在感を放つ。紙より薄く、糸よりも細く伸ばすことのできるしなやかで耐久性に優れた性質を持つため、繊細なデザイン表現を実現できるのもプラチナならではだ。ごく小さな爪でもしっかりと宝石を留めることができる上に、色とりどりの宝石本来の色や輝きを引き出すことができる。プラチナはまさに重ねづけにも最適な素材と言えるだろう。
この先の展望についても少し話を伺った。たとえば、現在進行中の歌舞伎町の超高層ビル。東京生まれの永山さんにとって、新宿は幼い頃から身近な場所。自分の原風景の中にある場所に関われることは、本当に驚きだという。また、ドバイ万博のパビリオンも、小さい頃に行ったつくば万博の高揚感を思い出させた。夢のような場所だったという万博に、自分が参加することになる。
それら全ては、まさに「こうしなきゃ」ではなく、「こうしたい」と柔軟なスタイルでいたからこそ。「いつだって不安がないわけじゃありません。けど、決めつけるよりも、常に新しいことにチャレンジしていきたいですね」
自分に大切なものを見極め、迷いなく歩んでいく永山さんの凛とした美しさは、プラチナ・ストーリーという言葉に相応しい輝きを放っていくことだろう。
輝き続けるARIA世代に寄り添うプラチナ・ジュエリー
「ダイヤモンドに愛される貴金属」とも呼ばれるプラチナ。その地金の美しさや繊細な意匠を大胆に楽しめるようになるのも、時を重ねたARIA世代の特権だ。積み重ねた経験やいくつもの感情が、より大ぶりなプラチナ・ジュエリーによって端整に引き立てられる。年若い頃にはどこかちぐはぐだったデザインも、いつの間にかしっくりと似合うようになる。
たとえばプラチナ・ヴィーナスのプラチナ・ネックレス(363,900円/写真左)。丁寧に編みこまれたレースのようなエレガントなデザインは、ゴージャスにも可憐にも表現できる懐の深いもの。
ラ・ソマのプラチナ・ピアス(250,000円/写真右上)は、マーガレットにインスパイアされて生まれたコレクションだ。職人の手作業によってひとつひとつ、繊細に花開くようなピアスが生み出された。
日本の書道にヒントを得て、漢字の「一」をモチーフにしたJSのプラチナ・リング(450,000円)も個性的だ。たおやかなプラチナベースのフォルムと、美しくグラデーションを描くメレダイヤのラインがしっとりと肌になじむ。
ダイヤモンドの豊かなきらめきを楽しむなら、ソノリテのプラチナ・リング(770,000円/写真右中)と、プラチナ・ピアス(680,000円/写真右下)を。夜空に輝く7つの星をテーマに、繊細さと輝きを表現した。
プラチナ・ジュエリーの持つ普遍的な美しさ。それは、いくつになってもしなやかに輝き続ける女性に寄り添ってこそ、真価を発揮するに違いない。
■プラチナ・ギルド・インターナショナル公式HPでは、プラチナ・ジュエリーのお手入れ方法や、プラチナにまつわる最新トピックスを紹介しています。
https://www.preciousplatinum.jp/
プラチナ・ジュエリーのお手入れ方法
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取材・文/宇野安紀子 写真/木内和美 撮影協力/コナスアンティークス 構成/横濱啓子(remix-inc.)