今年40歳を迎えたばかりのモデル・鈴木六夏さん。長きにわたりシングルマザーとして奮闘し、2016年に再婚。2017年には女の子も誕生し、ステップファミリーとして新たな家庭を構築中です。再婚当初はさまざまな葛藤もあったようですが、今は緩やかにそれを乗り越えている真っただ中。14歳の男の子と2歳の女の子のママとして、妻として、そして一人の女性として、目指す「新しい家族のカタチ」とは?

待ち望んだ「パパ」は、ある日突然に

 仕事に行く前に、いつも息子からかけられていた言葉が「今日こそパパ見つけてきてね」。

 約10年間、息子と二人三脚で過ごしてきました。それは大変なこともたくさんあったけれど、2人で過ごす日々はとても幸せでした。

 ただ、いつか再婚したいという思いはありました。息子が「パパ欲しいなー!」と言っていたことも大きな理由。夕飯時に「パパになる人見つかった?」なんてよく聞かれたりもしていました(笑)。2人の時間は最高に楽しかったけれど、純粋にパパがいて、兄弟もいて、犬もいて……、そんな家族像への憧れもあったよう。それは私も同じでした。

「息子も私も、パパのいる家族像に憧れがありました」
「息子も私も、パパのいる家族像に憧れがありました」

 息子からの催促もありご縁があればとは思うものの、再婚に至るまでの良縁はそうそうあるわけでもなく……。でも今の夫と出会ってからの展開は、本当に早かった。出会って半年後には入籍し、トントン拍子で、娘にも恵まれました。なかなかそんなチャンスは来ないものだなあ、と思っていたところに、「母としての私」を受け止めてくれる彼が現れたんです。本当にいつ何が起こるか分からないものです。

 そんなこんなで、私と息子の憧れだったにぎやかな家族生活が、ついに始まりました。