管理職一人ひとりが進化を遂げていくことが大事

―― 「マネジメントスタイル構築研修」を始めてから、手応えはありますか?

塚本 おかげさまで毎年希望者は多いです。研修を希望制にしているのは、自分の意思をもって選ぶことを大切にしているから。それはリクルートの特徴でもあり、特にダイバーシティに関する研修は希望制のものが主体です。マネジメントスタイル構築研修はすでにマネジメントスタイルが確立している方には必要のない研修かもしれません。

 必ずしもストレングスファインダーでなく、どんなツールでも構わないのですが、管理職には自分の強みを理解することが大切だと感じています。特に年齢を重ねていくと、自分の課題を一から改善するのではなく、自分の強みを存分に生かしていくほうが、何倍も自分らしく、かつ周囲にもいい影響を与えることができると思います。

 女性管理職比率を高めていくことももちろん大切なのですが、一人ひとりがその人らしい進化を遂げていくことがものすごく大事。今後もこういった研修で進化を後押ししていきたいです。

※「下」では、実際に「マネジメントスタイル構築研修」を受けた管理職の女性社員に話を聞きます。

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取材・文/平野友紀子 写真/鈴木愛子