5年間はシングルマザーとして生活

羽生 ところで、網野さんのところは、やっぱり美男美女のご夫婦なんですか?

網野 いえいえ……。私は新入社員のときに上の子を産んだのですが、当初一人で育てていました。

羽生 シングルマザーだったんですか。

網野 そうです。現在の夫は中学校の先輩で、高校生のときに一時付き合って、その後は友達でした。私が一人で子どもを育てていることを彼も知っていて、いろいろと相談に乗ってもらっているうちに、結婚することになりました。

羽生 そういう記事、ARIAですごい人気ですよ。「人生を一緒に歩むパートナーが欲しい」という連載がありまして、人生を一緒に歩みたい人は、結婚相手とは別みたいな。

網野 一人で子供を育てることは、親の世代からすると茨(いばら)の道のように思えたでしょう。でも私は、自分の道は自分で選びたいと20代のころから思っていました。今はそういう人も増えていますよね。

羽生 「シングルお金クライシスを乗り切る!」という連載がありまして、シングルの方がお金についてどう対策を取ればいいのかという内容です。その中で、パートナーと籍を入れないと、どういうメリット、デメリットがあるのかを紹介しています。取材したら「メリットしかない」という結論になりました。パートナーの両親の介護とかシミュレーションした結果。40代からの結婚の場合ですけどね。

「一般的な家庭に憧れはなかったけれど、子どもは欲しかった」と語る網野さん
「一般的な家庭に憧れはなかったけれど、子どもは欲しかった」と語る網野さん