グループEの結論:指示は大枠で出す

発表者のコメント 

「なんでも最終的にはリーダーがやるのではなく、大枠の方向性だけを示して、あとは皆に任せ、何かあったらリーダーがフォローするという話が印象に残りました。また、このグループでは『レベルの違う2人の部下がいた場合、どうやって教えるか』という話題で議論しました。それぞれのモチベーションを上げてあげるくらいの解決策しか出ませんでしたが……」

大西さんのコメント

「私の場合、レベルの差ではなく得意分野の凹凸(形違い)だと思っています。石垣みたいなイメージ。Aの大きな岩は○○さん、小さいけど無いと困るBの岩は△△さん、のように、レベルではなく個性として捉え、リーダーが個々人の得意領域に合った場所へ配置していくと、それぞれの仕事を頑張れるようになると思います」

 各グループで発表された5つの結論では、いずれも3人の講演のポイントを押さえた「理想のリーダー像」が浮かび上がりました。業種や属性、規模によって求められるリーダーの資質は異なるとはいえ、共通点を明確化でき、学びの多い交流会となりました。

 日経ARIAは今後もさまざまなテーマで読者交流会を企画します。ご期待ください。

次回の読者交流会もお楽しみに
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取材・文/力武亜矢 写真/花井智子