北欧ブランド商品の輸入販売事業を立ち上げ、会社を創業30年、年商20億円規模にまで導いてきたアペックス社長の芳子ビューエルさん。起業と会社経営のリアルな壁をどう乗り越えてきたのか、羽生祥子編集長が「お金」「営業」「ひと」という3つのテーマでお話を聞いていきます。濃縮レッスンの第2回は「営業の壁」についてのお話です。

(1)北欧輸入で年商20億円に育てた起業術
(2)成功起業家の営業のコツは「断られる」 ←今回はココ
(3)トラブル対処に効く社長のメンタル術

総務一筋だった女性が入社 営業成績はいつも上位

羽生編集長(以下、――) 芳子さんは1989年に創業したアペックスと、2006年に創業したアルトという2つの会社を経営されています。現在は何人の社員がいるのでしょうか。

芳子ビューエル社長(以下、芳子社長) アペックスが35人、アルトが12人です。

―― 今期はアペックスの売り上げが過去最高の22億5000万円を計上する見込みとのこと。ものを売る会社でこれだけ業績が好調ということは、やはり営業力が高いのだろうと想像します。優秀な営業担当をそろえているのでしょうか。

芳子社長 みんなバリバリ売るっていう感じではないですよ。もっと肩の力が抜けています。

 例えば29歳で入社してきたある女性がいるのですが、うちに来るまで総務一筋で、どう見ても「営業できるかしら?」という感じの子だったんですね。彼女は今、営業成績がいつも上から3番目くらいのところにいます。

(写真上)展示会場で女性社員と。真ん中の女性は社歴10年でアペックス初のリモートワーカー。右の営業担当の女性は2人の子どもを育てながら12年勤務するワーキングマザー。芳子社長は女性が長く働ける会社であることを大切にしている。(写真下)来場者に商品説明をする上記の営業担当。奥に見えるのが、アペックスが輸入販売を行って大ヒットしたデンマークの寝具ブランド「Danfill(ダンフィル)」
(写真上)展示会場で女性社員と。真ん中の女性は社歴10年でアペックス初のリモートワーカー。右の営業担当の女性は2人の子どもを育てながら12年勤務するワーキングマザー。芳子社長は女性が長く働ける会社であることを大切にしている。(写真下)来場者に商品説明をする上記の営業担当。奥に見えるのが、アペックスが輸入販売を行って大ヒットしたデンマークの寝具ブランド「Danfill(ダンフィル)」