あるを尽くし、町の力に
茂来山のほか、浅間山など近隣の山をモチーフに4種類の絵皿を制作。それぞれの山の近くのカフェで販売し、4枚集めるスタンプラリーを実施すると半年で200枚が売れ、手応えを得た山上さん。地元メディアにも取り上げられました。
「よそ者が顔を覚えてもらうには、キャッチフレーズがあるといい。最近は『地域おこし協力隊の雅子さん』に加え、『山のお皿の雅子さん』と呼ばれることも増えてきました」
ただ、出張カメラマンと絵付けだけで、親子2人が食べていくのは厳しいのも事実。収入の柱をさらに増やしたいとも考え始めています。地域が高齢化を迎えて廃業してしまう事業も多い中、継承できる事業はないか、町内に雇用はないか。山上さんの模索は続いています。