「きれいにやせる」と話題のジムや「大人の学び」ができる教室、副業になりそうな趣味や、一人時間が充実しそうな休日の過ごし方――。いろいろ試したいけれど時間がつくれない「欲張りARIA」のために、ARIA編集部が編集費に頼らず、自腹を切って試してご報告します。今回は、台湾・台北へと、深夜発のLCCで1泊3日の一人旅に行った様子の後半戦。食べ歩きもいよいよクライマックスを迎えます。
(上)台湾1泊3日の一人旅、いくらでどこまで楽しめる?
(下)年末年始にも!台湾・台北の本当においしい店10選 ←今回はココ
読者の皆様こんにちは。日経ARIA編集長の大屋奈緒子です。前回お届けした台湾・台北1泊3日一人旅のルポ記事『台湾1泊3日の一人旅、いくらでどこまで楽しめる?』では、夜市でいろいろ食べ歩いたところまでをお伝えしました。ホテルに戻ってぐっすり眠ったら、翌朝、お楽しみの朝食です!
泊まったゲストハウスには朝食が付いていましたが、あえて外に出ます。なぜかというと、台湾では朝食を外で食べたり、テークアウトして職場で食べたりするのが一般的だそうで、リーズナブルでとてもおいしい「朝食どころ」が街中にいくつも見つかります。現地の人の暮らしを体感できるのも旅の魅力。さあ、バイキングの権利を捨てよ、街へ出よう!
早朝4時から営業、豆乳朝ごはんの店
行った店は「鼎元豆漿」。朝4時から営業しています。豆漿(トウジャン)とは豆乳のことで、これを甘くして飲む「甜豆漿(ティエントウジャン)」や、具材を加えて塩味のスープのようにして食べる「鹹豆漿(シェントウジャン)」は、台湾の代表的な朝食です。どちらもおいしい!
朝食の店では、お店で食べるのかテークアウトなのかを尋ねられます。それぞれ別の会計窓口になっていることもあるので、表示を覚えておくと便利です。また、注文用紙があれば数を書き込んで店員に渡すと、言葉の壁があってもスムーズです。
注文用紙に数字で示された単価を眺めると、小籠湯包(小籠包=ショウロンポウのこと、8個入り)が100TWD(台湾ドル)と高額。現地の人からは「日本人は小籠包ばかり食べたがるけど、もっと安くておいしいものもあるよ」と聞きます。とはいえ、日本円にするとこの小籠包でも約357円(1台湾ドル=3.57円で計算、以下同)と手軽な価格。つまり、ほかのメニューはもっと安いわけです。
こちらの鼎元豆漿の朝食もおいしかったのですが、豆乳メインの朝食の店ナンバーワンを挙げろと言われたらあそこだな、という店があります。現地の人も行列する実力派の名店は、5ページで紹介します。
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