「きれいにやせる」と話題のジムや「大人の学び」ができる教室、副業になりそうな趣味や、一人時間が充実しそうな休日の過ごし方――。いろいろ試したいけれど時間がつくれない「欲張りARIA」のために、ARIA編集部が編集費に頼らず、自腹を切って試してご報告します。身銭を切っているからこそ書ける「本音」コメント、きっとあなたのお役に立ちます! 今回は、一度行ったら魅力にハマる、とARIA世代にもリピーター続出の台北に、深夜発のLCCで1泊3日の一人旅に行った様子をお伝えします。

(上)台湾1泊3日の一人旅、いくらでどこまで楽しめる?  ←今回はココ
(下)年末年始にも! 台湾・台北の本当においしい店10選

 読者の皆様こんにちは。日経ARIA編集長の大屋奈緒子です。今年もあと1カ月あまり。年末年始の予定はお決まりですか? 先日、同僚から「家族で初めて台湾に行くんですけど、ぜったいここは行くべし、というお店をセレクトして教えてください!」とランチに誘われました。台湾、人気ですよね! ここ数年、おいしいものに敏感な料理研究家の方の間でも台湾熱が高まっています。

 実は私も台北に5回、台南に2回、あとは高雄や台中、台北郊外の小さな町にも足を伸ばしたことがあります。台湾の魅力は美術品、街並み……いろいろあるかと思いますが、食いしん坊の私にとってはやっぱり手ごろな価格でものすごくおいしいものが食べられるところ! 深夜発のLCCで1泊3日ですべて込みで5万円程度で行ってきた一人旅の様子を中心に、ぜひともお勧めしたい店や台北一人旅のコツやヒントをご紹介します。

体力勝負!LCCで1泊3日の弾丸旅行

 まずは航空券の手配。台北には、多くの国際便が発着する台北桃園国際空港(空港コードはTPA)と、市街地の中にあってアクセス抜群の台北松山国際空港(空港コードはTSA)とがあります。首都圏で例えるなら、桃園空港が成田空港、松山空港は羽田空港といった感じ。

 以前は羽田ー松山線を選ぶことが多かった私ですが、便数の多い桃園空港から市街地の中心部である台北駅まで、台北捷運(MRT、地下鉄のようなもの)1本で行けるようになったので、今回は価格重視のLCC便で羽田から桃園空港に飛びました。土曜の朝5時に羽田発、台北(桃園)に朝8時着のタイガーエア台湾。往復で3万円強でした。

選んだのは朝5時発の便。早朝は電車やバスがないため、前日の夜に羽田空港に到着。出発ロビーで時間をつぶしながら、ホテルをスマートフォンで検索・予約しました
選んだのは朝5時発の便。早朝は電車やバスがないため、前日の夜に羽田空港に到着。出発ロビーで時間をつぶしながら、ホテルをスマートフォンで検索・予約しました

入国。両替して、スマホ環境を整える

 1泊だけなので、小さなリュックで手荷物のみにします。入国したらすぐに空港内の銀行窓口で両替して、通信環境を整えました。地図を確認したり、店情報を調べたり、交通手段を調べたりと、女の一人旅でスマートフォンの常時接続は必須です。今回は日程が短くて料金に差があまり出ないため、通信は、1日最大約3000円で自分のスマホをそのまま使える、現地のローミングサービスを利用しました。

空港内にある銀行で両替。日本で両替するよりもレートはいいです。屋台などで使いやすいように、小額紙幣を多めにしてもらいました
空港内にある銀行で両替。日本で両替するよりもレートはいいです。屋台などで使いやすいように、小額紙幣を多めにしてもらいました

交通カードを購入、地下鉄で市街の中心部へ

 台湾の交通カード「EASY CARD」は、駅やコンビニで買えて、100TWD(台湾ドル)単位でチャージ可能。使い方は日本同様で、改札を出る際に残高が表示されます。車内は日本の地下鉄とよく似ています。なお、台湾の地下鉄では、駅構内も含めて飲食がNG。ペットボトルの水を飲んでいたら、通行人に注意されてしまいました!

交通カードを購入し、現金をチャージ。改札でピッとかざします。車内は日本ととても似ています
交通カードを購入し、現金をチャージ。改札でピッとかざします。車内は日本ととても似ています

 ぼーっと地下鉄に乗って、終点が台北駅。いよいよ食い倒れ旅がスタートします!