栄養バランスを崩さず、「あれ、やせた?」と聞かれるくらいゆっくりやせる――。管理栄養士で料理研究家の藤井恵さんの新著『藤井恵の腹凹ごはん』から、太りにくい食べ方のヒントを教わります。今回は、ヨーグルト活用レシピです。

 腸にいい食材の筆頭「ヨーグルト」。スーパーの売り場では、さまざまな乳酸菌やビフィズス菌のヨーグルトが並んでいます。それらの多くは甘い味付けで、小分けなので手軽に食べられますが、太りたくない人にとっては、含まれている糖質も気になるところ。

 そこで、藤井恵さんが勧めるのが、ヨーグルトを調味料として使う方法。カギは「ヨーグルトの水分を制すること」だそうです。

ヨーグルトを調味料にするための2つの方法

 ヨーグルトは、そのまま食材と合わせると、水分が多いため、べちゃっとなり、うまくまとまりません。そこで、ヨーグルトを調味料として使うポイントは、次の2つ。

 1)水分を吸う食材と組み合わせる
 2)水分を切ってしまい、水切りヨーグルトにする

 ことだそうです。

 まず、1つ目の方法から。意外に思われるかもしれませんが、ヨーグルトと合わせるのは和の乾物の代表、切り干し大根です。

 「切り干し大根は、通常たっぷりの水で戻して使いますが、今回はさっともみ洗いして、絞るだけ。それをヨーグルトと合わせれば、ヨーグルトの水分をしっかり吸ってくれて、コクのあるチーズのような味わいになります」と藤井さん。

 さらにもう1つの調味料を加えることで味わいが増して、まろやかな絶品レシピになります。藤井さんならではの調味料とは……?