20代、30代を仕事に学びにと忙しく過ごし、生活が落ち着いたアラフォー、アラフィフで婚活を始める女性が増えてきました。周りを見渡すと40代、50代で良きパートナーに巡り合った友人もちらほら。とはいえ、ARIA世代の婚活はそれほど甘くありません。結婚相談所を主宰し、仲人として数々のカップル成立をサポートしてきた鎌田れいさんが語る令和の婚活サバイバル術。今回は「婚活の場を選ぶ」です。

 40代、50代で「結婚をしたい」「再婚を考えている」と言う男女は年々増えています。ただ、年を重ねるほどに自然な出会いの場が減り、「結婚できる相手」に巡り合うのが難しくなります。そこで、多くの方が婚活市場に参入し始めるのです。今は婚活の場も広がっていますが、どうしたら効率的にピンポイントでお相手に出会えるかを一緒に考えていきましょう。

自分に合った婚活の場はどこ?

 一言で婚活と言っても、どんな場所で活動をするか、どんなやり方をするかは、人によって違うと思います。まずは、どんな場所での婚活が自分に一番合うのか見極めることが大事です。ここで、婚活できる場所をおさらいしておきましょう。

友達の紹介

 結婚相手を探したいと思ったら、誰もが最初に、「誰かいい人はいない? いい人がいたら紹介して」と気の置けない知り合いに頼みますよね。知り合いの紹介なら、相手の条件や人柄がある程度分かりますし、安心感がある。これはメリットでしょう。

 しかし、頼める知り合いの数は限られていますし、その知り合いが紹介してくれる人数も、多くはない。あっという間に底を突いてしまいます。また、知人の紹介だと断りづらい。ことに、紹介されたのが仕事関係や会社の上司だったりするとなおさらですよね。

婚活初心者でも気軽に参加できる

婚活パーティー

 最近はイベント業者主催の婚活パーティーに40代、50代をターゲットにしたものが多く見られます。そうした場所に出向くのも結婚相手に出会える1つの方法。コロナ禍の状況で、オンラインでも開催されるようになったので、参加のハードルは低いといえるでしょう。

40代50代に限定した婚活パーティーも増えている(写真はイメージ)
40代50代に限定した婚活パーティーも増えている(写真はイメージ)

 しかし、ここには落とし穴があります。イベント業者主催の婚活パーティーは、参加している人たちが、どのくらい真剣に結婚を考えているのか分かりません。「結婚は面倒だけれど、気軽に遊べる女友達が欲しい」と思っている男性も中にはいるでしょう。また既婚者が独身を装って参加している場合もあります。

 婚活パーティーは、出たとこ勝負です。せっかく参加しても「好みの男性がいない」となったら、2時間が無駄になってしまいます。その一方で、年齢に関わらず魅力的で会話が弾めば、年下のイケメン男性とマッチングすることもあります。

 善きにつけあしきにつけ、ハプニングやミラクルを楽しめるタイプの人は、パーティー向きかもしれません。