「結婚は失敗だった」と娘の前で言うな

 実父母へは、実家に帰省して離婚報告しました。もちろん両親ともに驚き、母はショックを受けて泣いていました。離婚に際し、父に言われたのは「結婚は失敗だったということは絶対に言うな。その言葉を聞いたら、子どもは自分が失敗の結婚でできた子どもだと思ってしまう」ということでした。娘である私の心配と、さらに孫の気持ちまでを気にかけてくれた父に深い愛を感じました。

 元夫側の両親には、元夫が一人で報告に。私も当然、一緒に行くのが礼儀だと思いましたが、「一人で行くから来なくていい」と言われたのでお任せしました。

峠4:別れるまでに大変だったこと

決意が揺るぎそうになっても意思を固く

 離婚を決めて、引っ越し先を見つけるまでの2カ月間は同じマンションに住んでいたので、その間はつらかったです。当然ながら元夫は情緒不安定になっていて、よりを戻そうと私を説得し、二人で話し合うこともありました。「僕の何がダメだったのかな。直せるところがあれば改めるから」との言葉に、娘のことを思って揺らぎそうになったこともありましたが、離婚の意志は固かったので、結婚を継続するという選択肢は私にはありませんでした。

 「子どものためにこの人と一緒にいるのは違う。一生一緒にいたいパートナーはこの人ではない」という思いは強かったです。1度決めたことはブレずに通すことに徹しました。

 当時、年少クラスだった娘にも、正直に離婚のことを話しました。「パパのほかに好きな人ができてしまったので、パパとは別々に暮らすことになった」と。好きなときにパパに会えるという約束はしたのですが、パパが大好きだった娘としてはつらい気持ちもあったと思います。